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中学生は平均約2500円…子供のおこづかい額をグラフ化してみる(最新)

2017-1216
他世帯の事情がつかみにくい一方で、世間全般の状況、平均度合が非常に気になるお金関連の話の一つが「子供のおこづかい額」。各家計のお財布事情や教育方針、周辺環境によって実情は大きく影響を受け変化をするが、「世間ではこの年頃の子供にはどれぐらいの額のおこづかいが与えられているのだろう」と、気になる保護者も多いはず。そこで金融広報中央委員会の「知るぽると」が毎年調査・結果の公開をしている、家計の金融行動に関する世論調査の公開データを介し、「子供のおこづかい額」について現状や経年変化を確認していくことにする(【知るぽると:調査・アンケート公開ページ】)。
調査対象母集団(当然二人以上世帯のみ)のうち子供がいる世帯に対して、その子供に渡しているおこづかいの金額を尋ね、平均値を算出した結果が次のグラフ。例えば小学校入学以前の子供に対してはよくあるケースだが、何か欲しがった時に買い与えるなどして、普段はおこづかいを渡していない世帯は平均換算には含まれていない。


↑ 子供のおこづかい額(二人以上世帯)(回答世帯平均)(円/月)(2017年)

小学生は1000円前後で高学年になるほど金額は大きくなり、中学生で2500円強が平均額となる。高校生では5800円近く、大学生は(おこづかいをもらっているとすれば)平均で約2万円。相場観としては「大体こんなところか」「やや中高生が低いような」との感想を抱かせる値ではある(この理由は後ほど推測する)。小学生以前がいくぶん高いようにも思えるが、これは該当回答数が少ないために統計上のぶれが生じているものと考えられる(該当者は20世帯)。

このおこづかい額の平均推移を高校生以下に限り(大学生はケタ違いに大きいためグラフが見難くなるので省略)、1971年以降について見たのが次のグラフ。

↑ 子供のおこづかい額(二人以上世帯)(回答世帯平均)(円/月)
↑ 子供のおこづかい額(二人以上世帯)(回答世帯平均)(円/月)

↑ 子供のおこづかい額(二人以上世帯)(回答世帯平均)(円/月)(2001年以降)
↑ 子供のおこづかい額(二人以上世帯)(回答世帯平均)(円/月)(2001年以降)

1980年にかけて一定の上昇が見られた後は、高校生以外は(多少の起伏はあれど)ほぼ一定額を維持しているのが分かる。

小学生以前は安定感が低く、1000円前後を大きく行き来し、2016年では2300円近くにはねているが、これは対象世帯数が少ないのが原因。詳細値の2016年分を確認すると、小学校入学以前の子供を有する世帯数は、今調査対象母集団においては17世帯のみとなっている。さらに例えば2016年で確認できる範囲では、最高額が3万円、最低額が100円となっており、大きなぶれが生じるのも仕方がない。

消費者物価指数が1980年後半以降、ほとんど変動していないのは【過去70年近くにわたる消費者物価の推移をグラフ化してみる(2017年)(最新)】で解説した通り。子供のおこづかい額も中学生・高校生向けの金額については、それに大体即している形となる。

一方1980年代後半では中学生・高校生で明らかに大きな減少、小学生でも小規模な減少が見受けられる。いわゆる「バブル崩壊」が、子供のふところ事情にも少なからぬ影響を与えていたことが確認できる。

高校生については前世紀末から起伏を繰り返しながら、少しずつ減少する動きが見られる。この15年間で1000円ほど減った形だ。単に親の懐事情が厳しくなっている、あるいは高校生が使う携帯電話の電話料金を親に(一部)肩代わりしてもらう代わりに、フリーハンドで使えるおこづかいが減らされているのか。後者と考えた方が道理は通る。その実情は同じ金融広報中央委員会「知るぽると」で定点観測されている「子どものくらしとお金に関する調査」の結果からも明らかにされている(【中高生の携帯電話料金事情をグラフ化してみる】)。

なお世帯の年収別で子供のおこづかい額が変わるか否かだが、少なくとも今調査に限れば関連性はほとんどない。

↑ 子供のおこづかい額(二人以上世帯)(世帯年収別)(円/月)(2017年)
↑ 子供のおこづかい額(二人以上世帯)(世帯年収別)(円/月)(2017年)

世間一般にイメージされるような「世帯年収が多いほどこどものおこづかいも多くなる」といった傾向は見られないようだ。


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