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GUの7480円スーツがスゴすぎる。アパレル関係者も嘆く理由

セットアップ(GU)price:7480円

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◆7/108 セットアップ(GU)7480円
― MBのヘビーユース108(心底惚れ込んで愛用しているアイテム) ―

「あんなの売られちゃ終わりですよ」と何人かのアパレル関係者が嘆いていたGUの超格安スーツです。何しろ上下で約7000円。しかも、素材感はペラペラではなく肉感があり、ビジネスでも問題なく使える。着心地もいいし、リネンやニットなどのバリエーションも豊富。シルエットは細身で美しく、パンツは裾がキュッと細いテーパード型、ジャケットは着丈がやや短めで街着としても応用できる。

 ユニクロは感動スーツシリーズ、GUはこの超格安スーツシリーズが大当たり。紳士服業界はそのあおりを受けて業績低迷に喘いでいます。まさかフォーマルシーンまでファストファッションが獲りにくるとは私も思っていませんでした。恐ろしや……。

 社会人であれば誰しもスーツは持っているでしょう。ベーシックなネイビーの上下や街着で使うブラックのセットアップなどは手持ちがあるかと思います。しかしながら、今回のアイテムのようにカーキのセットアップはなかなか手が出ないはず。

 リネンやニット素材も、よほどおしゃれじゃなければ勇気が出ません。でも、7000円なら「まあいいか」と挑戦してみる気にもなる。これってすごく意義ある仕事だと思うのです。基本的に洋服はみんなが選ばないおしゃれな素材感やおしゃれなデザインほど高いもの。

 当たり前ですが、「おしゃれな人」は「おしゃれじゃない人」より少ないわけで、こだわればこだわるほど数が売れなくなる道理です。すると、おしゃれなアイテムは単価で稼ぐ以外なくなり、値段が高くなりがち。レディースよりメンズのほうが高いのも同じ理由です。しかし、ファストファッションはこうした仕組みを一つひとつ壊しています。

 今回のGUのセットアップもそう。素材で遊ぶスーツは基本的に高価なものが多いですが、7000円なら手を出しやすい。思い返してみると、街で見かけるスーツは10年前より多様になった気がします。特殊な素材、特殊な色合いなどはおしゃれな人だけが選ぶ「特権」でしたが、誰でも買いやすい価格で誰でも手に取りやすいように提供することで、スーツに多様な可能性を提示してくれました。ぜひ手に取ってみてください。

【今週の掘り出し物】

 勢いでライカのカメラを買ってしまいました……。もう一生コレで生きていきます。写真だけじゃなく外観のデザインも美しい。

商品、衣装/すべて私物 撮影/山川修一(商品) 岡戸雅樹(人物)

【MB】
ファッションバイヤー。メンズファッションの底上げを図るべく各メディアで執筆中。“買って着て書いて”一人三役をこなす。年間の被服費は1000万円超! ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」。初の著書『最速でおしゃれに見せる方法』はベストセラーに。最新刊『幸服論――人生は服で簡単に変えられる』が発売中

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