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著名画家がごみ箱に捨てた絵、拾って売ろうとした男に罰金40万円

独ケルンの裁判所で、画家ゲルハルト・リヒター氏が捨てた作品を拾って売ろうとしたとして、窃盗罪で罰金刑を言い渡され顔を隠す被告(左)と被告側弁護人(2019年4月24日撮影)。(c)Oliver Berg / dpa / AFP

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【AFP=時事】ドイツの著名な現代画家ゲルハルト・リヒター(Gerhard Richter)氏(87)が廃棄した作品を、ごみ箱から拾って売ろうとした男(49)に対し、独ケルン(Cologne)の地方裁判所は24日、窃盗罪で3150ユーロ(約40万円)の罰金を科す判決を下した。

 写真に油彩を施したハガキ大の作品4点について裁判所は、画家の署名がなく、そのため美術市場で正式に売買できない作品だとしても、無価値とはいえないと判断。正しい算定は難しいものの、4点で計6万ユーロ(約750万円)相当の価値があると見積もった。

 ケルン在住のリヒター氏は2016年7月、仕上がりに納得がいかなかったこれら4点の作品を、自宅前に設置されている紙ごみ用のごみ箱に捨てた。被告はそれを拾い、ミュンヘン(Munich)の競売会社に接触した。

 競売会社は当初、被告の出品依頼を受け付けたが、正真正銘リヒター氏の作品だと証明する書類の提出を要求した。

 そこで被告は、拾った作品のうち3点をリヒター氏の故郷ドレスデン(Dresden)にある美術館「ゲルハルト・リヒター・アーカイブ(Gerhard Richter Archive)」に持ち込み、館長に見せた。この館長が疑いを抱き、事が明るみに出たという。

 被告は警察の取り調べに対し、暴風雨でごみ箱がひっくり返り、路上に散らばっていた作品を見つけただけだと主張していた。だが、裁判所はこの主張を却下。これらの作品を「リヒター氏が捨てようとしていた」事実を認定した上で、それでも作品は依然リヒター氏の所有物だと判断した。

 警察によると、作品4点は押収されたが、リヒター氏は廃棄を希望しているという。

 リヒター氏は抽象画から写真を用いたフォトリアリズム作品まで手掛け、時代を代表する画家の一人として知られている。作品は高値で取引されており、2015年に競売大手サザビーズ(Sotheby's)が英ロンドンで行ったオークションでは、「Abstraktes Bild(抽象画)」と題された作品が4452万ユーロ(約55億円)で落札された。

【翻訳編集】AFPBB News

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