戻る


『ルパン三世』だけじゃない、モンキー・パンチの名作を振り返る

長期連載で本作はアニメ版も制作された。画像は『一宿一飯』 (奇想天外文庫)より

写真拡大

 2019年4月11日、漫画家のモンキー・パンチさん(本名:加藤一彦)が肺炎のため、千葉県内の病院で逝去。81歳だった。

 モンキー・パンチさんといえば『ルパン三世』シリーズが特に有名だが、ほかにもこれまで多くの作品を発表してきた。そこで今回は、モンキー・パンチ氏の作品を5作、振り返っていこう。

◆『ルパン三世』:誰もが知る、モンキー・パンチさんの代表作

 最初にご紹介するのは、代表作『ルパン三世』。

 いまや誰もが知る作品となった『ルパン三世』は、『漫画アクション』(双葉社)で1967年8月の創刊号から1969年5月まで連載していた漫画が原作だ。1971年にテレビアニメ版が放送されると人気に火が付き、以降映画版やテレビスペシャル版など、数多くの作品が制作されてきた。

 映画では、1979年の『ルパン三世 カリオストロの城』で宮崎駿氏が映画監督デビューを果たし、同作は日本アニメ史に残る名作と評されることも多い。1989年からは長編アニメ・テレビスペシャルが不定期で放送され、今年1月には3年ぶりの新作『ルパン三世 グッバイ・パートナー』が放送されたばかり。5月31日からは、最新作となる映画『LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘』の公開も控えていたタイミングであった。

◆一宿一飯:14年の連載期間を誇る、4コマ時代劇マンガ

 次は、14年の連載期間を持つ『一宿一飯』を紹介しよう。

『一宿一飯』は、『ルパン三世』の次に知られるモンキー・パンチ作品として挙げられることも多い作品。「奇想天外文庫」(奇想天外社)、「サンケイコミックス」(サンケイ出版)と版元を変えながらも、『ルパン三世』より長い14年の連載期間を誇っている。

 セリフがほとんどないサイレントの4コマの時代劇マンガであり、『ルパン三世』とは一味違うコメディ作品に仕上がっているのである。

◆リヴェンジャー(復讐屋):本格ミステリー・アクション

 続いてご紹介するのは、モンキー・パンチさんが原作の漫画で、のちにアニメ化もされた本格ミステリー・アクション『リヴェンジャー(復讐屋)』。

 憎い人間に復讐したいが、どうしても実行できない。そんな人びとの望みをかなえるのが、復讐屋こと「リヴェンジャー」。今作の主人公・烏丸一郎はその復讐屋を生業とする男である。

 ある日、一郎は松崎という人物から仕事の依頼を受ける。過去の弱みに付け入り、カネをたかってくる男・煙山に復讐をしてほしいというのだ。依頼を引き受けた一郎は煙山の家へと忍び込むが、彼は何者かの手によってすでに殺されていた。煙山殺しの犯人とされてしまった一郎は、自分がはめられたことを知って……。はたして一郎は復讐屋のメンツにかけ、自分を罠にはめた人物に「復讐」することが出来るのか!? 物語の結末は、ぜひ自分の目で確かめてほしい。

◆『シンデレラボーイ』:夜になると女性に変身する探偵ドラマ!?

 モンキー・パンチさんが原作の漫画であり、のちにアニメ版も制作された『シンデレラボーイ』も紹介しよう。

 本作は、真夜中の12時になると女性に変身する私立探偵・乱馬の活躍を描いた、オシャレかつデンジャラスな奇想天外スパークリング・アクション・コメデイー。

 モンキー・パンチさんならではのバトル&チェイス&ミステリーの集中豪雨に、アップテンポのギャグとアクションがさらに追い討ちをかけ、魅力的な探偵ドラマに仕上がっている。

◆『MUSASHI -GUN道-』:今なお語られる、時代劇ガンアクションアニメ

 最後にご紹介するのは、『MUSASHI -GUN道-』だ。

 拳銃と拳法を組み合わせた“ガン道”を駆使する少年・ミヤモトムサシの活躍を描いた、モンキー・パンチさん原作の時代劇ガンアクション。BS-iにて全26話が放送されたこともある。

 関ケ原の戦いで西軍が勝ち、大阪に豊臣幕府が開かれ数年後。各地に“アヤカシ”と呼ばれる妖怪が出現し、人間を支配しようとしていた。ムサシはアヤカシを封印できるという七つの秘宝を求め、仲間とともに冒険へ出発。二丁拳銃を武器に、城を盗む旅を続けていく……! 本作は、全編に渡る独特な作風によってコアなファンを獲得し、今なお語られることも多い作品となっている。

 ──5作品を振り返り、あらためて氏の漫画やアニメに興味を持った方も多いのではないだろうか。これまで多くの作品を私たちに遺してくれた、モンキー・パンチさん。心よりご冥福をお祈り申し上げます。<文/稲元大世(A4studio)>

原文リンク

本站帖子來源於互聯網,轉載不代表認可其真實性,亦不代表本站觀點!
關於本站| 官方微博| 私たちの関心網| よくある問題| 意見反饋|copyright 私たちの関心網