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海外旅行中、iPhoneをもっとお得に使う裏技


海外でiPhoneを安く使いたい場合、レンタルのWi-Fiルーターや国際ローミングよりも便利な方法がある(筆者撮影)

「天皇即位の日」が制定されたおかげもあって、今年のゴールデンウィークは、カレンダーの祝日どおりに休むだけで10連休になる。例年以上の大型連休ということで、ゴールデンウィークを利用して、海外旅行に出かける人は多いはずだ。事実、航空会社や旅行会社が発表している予約状況は、軒並み昨年を大きく上回っている。


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海外でiPhoneを使うには、いくつかの方法がある。主流になっているのが、事前に海外用のWi-Fiルーターをレンタルするという方法だが、最近では、ドコモやauなどの大手通信会社が国際ローミングの料金を大幅に値下げしているため、それを利用する人も徐々に増えている。

ただ、Wi-Fiルーターのレンタルは料金が抑えられる反面、端末が1台増えてしまうことになり、管理が面倒。充電の手間がかかるうえに、紛失や故障のリスクもある。国際ローミングは、安くなってはいるものの、24時間980円で、10日間フルに使うと1万円程度はかかってしまう。ソフトバンクは1日最大2980円とさらに高く、格安スマホはそもそもデータローミングの手段がないため、代替案を探す必要がある。

海外では、普段以上にマップや翻訳アプリなどが欠かせなくなるため、コストを気にして便利なiPhoneが使えないのはもったいない。Wi-Fiルーターや国際ローミングだけが、海外で通信する手段ではない。コストを抑えながら便利に使える方法は、知っておいたほうがいいだろう。そこで今回は、ゴールデンウィークに海外でiPhoneを安く使う裏技を紹介していこう。

1.「eSIM」のオススメ通信事業者は?

iPhone XS、XS Max、XRには、eSIMと呼ばれるSIMカードが内蔵されている。eSIMとは、ソフトウェアで情報を書き換えられるSIMカードのこと。QRコードを読み取るか、アプリから契約作業を済ませるだけで、簡単にiPhoneにSIMカードの情報を書き込むことが可能だ。eSIMを提供しているのは海外の通信事業者がほとんどだが、ネットで完結できるため、日本から契約できるサービスも多い。

eSIMは、アップルが直接販売するSIMフリー版だけでなく、通信事業者が取り扱う上記のiPhoneにも搭載されている。利用にはSIMロックの解除が必要だが、各社とも現在は分割払いで購入した場合でも、購入から101日目に解除が可能になる。一括で買っている場合は、すぐにSIMロックの解除ができる。いずれもオンラインで手続きを済ませれば、料金は無料だ。

eSIMの設定方法は2つ。1つはアプリを使う形で、国際ローミングを専用とする「GigSky」や、アメリカの「T-Mobile」などの通信事業者は、この方法を採用する。こうした通信事業者を使うときは、App Storeでアプリをダウンロードして、アカウントを作るなどしたあと、必要なプランを契約するとeSIMが書き込まれる。契約からeSIMの設定までがワンストップでできるので簡単だ。


QRコードを通信事業者に発行してもらったあと、「設定」の「モバイル通信」にある「モバイル通信プランを追加」をタップしてそれを読み取る(筆者撮影)

もう1つは、通信事業者から発行されたQRコードを読み取る方法。この場合は事前にオンラインで海外キャリアのアカウントを作り、契約や支払いを済ませたあと、発行されるQRコードを読み取る流れになる。QRコードの読み取りは、「設定」の「モバイル通信」にある、「モバイル通信プランを追加」で行う。

筆者もさまざまな通信事業者のeSIMを試してみたが、料金面でオススメなのが、香港を拠点にする「3香港」。10日で138香港ドル(約1970円)で、1日当たり500MBまでデータ通信が可能になる。使えるのは、20の国や地域とやや少ないものの、アメリカや韓国、中国、台湾など、日本人の渡航が多いエリアはしっかりカバーしているのがうれしい。

ただし、欧州はイギリスやフランスをカバーしている一方で、ドイツやスペインが非対応。このようなときは、NTTコミュニケーションズが買収したTransatelという会社の「Ubigi」が役に立つ。本拠地をフランスに構えているだけに、欧州の料金は比較的安め。一例を挙げると、フランスでは3GBで15ドル(約1680円)、スペインでは10GBで19ドル(約2130円)、ドイツでは3GBで15ドル(約1680円)で、使い方にもよるが、10日程度であれば十分な容量が買える。

旅先で撮った写真をアップロードするなど、何らかの事情で大容量の通信を使いたいときは、ルクセンブルクの「MTX Connect」が提供する、使い放題プランが便利だ。こちらは、1日9.99ユーロ(約1260円)だが、データ通信を無制限に利用できるのがメリット。eSIMは最大で10契約分までiPhoneに入れておくことができるため、ほかの通信事業者と使い分けてもいい。

ちなみに、eSIMを設定すると、iPhoneはデュアルSIMの状態になる。普段日本で使っているSIMカードを入れておけば、国際ローミングで電話を待ち受けたまま、データ通信だけをeSIMで行うといったことが可能になる。iPhone XS、XS Max、XRを持っている人が海外に行くときに、これを使わない手はない。

2.eSIM非対応のiPhoneは別途SIMカードを用意する

とはいえ、全員が最新のiPhoneを持っているわけではない。iPhone 7を発売後、時間が経ってから買ったり、iPhone 8、8 PlusやiPhone Xを買った人は、まだ割賦も残っているため、eSIMのためだけに最新モデルに買い替えるわけにはいかないだろう。そんな人にオススメなのが、海外用のSIMカードだ。


海外用のSIMカードを使う手もある。H.I.S.モバイルの「変なSIM」は、既存のSIMカードに張り付けるタイプのもの(筆者撮影)

こちらはeSIMとは異なり、SIMカードの差し替えが必要になるため、普段使っている通信事業者と同時に利用することはできないが、データ通信の価格が安いため、レンタルのWi-Fiルーターや国際ローミングよりも、支払いを安く抑えることができる。例えば、格安スマホでおなじみの日本通信と旅行会社大手のH.I.S.が設立したH.I.S.モバイルは、24時間500円でデータ通信ができる、「変なSIM」を販売している。

SIMカード代が1980円かかるが、それを含めても10日で6980円で済むため、国際ローミングより割安。データ通信の容量は1日200MBになる。一度買っておけば、2回目以降はSIMカード代が不要になるため、定期的に海外に出かける人は、1枚持っておいてもいいだろう。なお、利用には、iPhoneのSIMロックを解除する必要がある。変なSIMは薄いシールの形になっており、既存のSIMカードの上に張り付けて使う。アプリ側で普段使っているSIMカードか、変なSIMを使うかを切り替える仕組みだ。SIMカードの差し替えがいらないため、気軽に利用できる。

また、前述のeSIMで名前の挙がっていたGigSkyも、SIMカードを販売している。日本では代理店が取り扱っており、Amazonで購入できる。SIMカードの代金は2580円で、通信料は主な国や地域で、500MBが1800円、1GBが2400円、2GBが3600円、5GBが6000円。10日であれば、2GBプランか5GBプランを選ぶといいだろう。2580円には600円分のクレジットが含まれているため、2GBで5580円、5GBで7980円になる。

ほかにも、アイツーの取り扱う「トラベルe-SIM」や、格安スマホでおなじみのIIJが販売する「IIJmio海外トラベルSIM」など、さまざまな海外用SIMカードが存在する。旅行前に、これらのSIMカードを探してみてもいいだろう。なお、いずれのSIMカードも、利用する際にはiPhoneのSIMロックを解除しておく必要がある。

3.海外での通話料は「IP電話」で節約する

国際ローミングというと、データ通信の話になりがちだが、意外と高額になってしまうのが通話料だ。しかも海外では、日本にいるときと異なり、着信した場合にも料金がかかってしまう。ドコモの料金を例に取ると、アメリカでは日本向けの通話が発信で1分140円だが、着信では1分175円かかる。電話を受け、10分間話しただけで、1750円もかかってしまうのだ。これでは、いくらデータ通信を節約しても意味がない。


月額料無料で利用できる、楽天コミュニケーションズの「SMARTalk」(筆者撮影)

家族で旅行している場合、一時的に別行動して、後から連絡を取り合うこともあるだろう。このようなときも、相手のケータイに電話すると、いったん日本を経由しなければならず、日本向けの国際ローミング料金がかかる。家族単位で見ると、発信料の1分140円と着信料の175円が同時に発生し、1分通話しただけで料金は315円にものぼる。

通話料を節約したいときは、IP電話アプリに電話を転送してしまうのがオススメだ。IP電話はデータ通信のネットワークでやり取りされるため、場所を問わず、料金は一律。海外にいても、日本と同じ料金しかかからないため、発信した場合の料金が安いだけでなく、着信料も無料になる。転送電話の転送先をIP電話の番号に設定しておけば、普段使っている電話番号に着信があったときに、IP電話で受けることが可能だ。

iPhoneで利用できるIP電話サービスにはさまざまな種類があるが、料金的にオススメなのは楽天コミュニケーションズの提供する「SMARTalk」で、月額利用料がかからない。発信する場合も、30秒8円と安価だ。格安スマホのmineoを運営するオプテージがサービスを行う「LaLa Call」も、月額利用料が100円と比較的安い。現在、基本料金が3カ月無料になるキャンペーンを実施ているため、試してみてもいいだろう。

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