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ウィキペディアの完全コピーが月面のどこかに眠っている

たった今地球が消え去ったとしても、地球上に人類が築いた文明は残る。

5,000の言語で書かれた3万冊の文献とウィキペディアの完全コピーが、月に残されているからだ。

地球崩壊後に、他の星の知的生命体がそれを見つける可能性がある。ただ問題なのは、それが月面上のどこにあるかを誰も知らないということだ。

人類の知識を残すプロジェクト

2人の米国人起業家によって2015年に設立されたアーチミッション財団(Arch Mission Foundation)は、人類が持つ知識のコピーを複数つくり、地球をはじめとした太陽系の各所に保存しようというプロジェクトを推めている。

その一つ、「アーチ・ルナ・ライブラリ」では、3,000万ページ分の文字と画像が月に送り込まれることになっていた。これは100GBに相当する情報量だが、デジタルデータではなく、ニッケル製ディスク25枚に彫り込まれた文字と画像。低倍率の顕微鏡を使って実際に読むことができる。

半分成功、半分失敗

「アーチ・ルナ・ライブラリ」のディスクは、4月13日、イスラエルの民間宇宙団体「SpaceIL」が打ち上げたロケットで月に運ばれた。

予定では、ディスクを積んだ月面探査機「Beresheet」を晴れの海に着陸させることになっていたが、制御不能となり、探査機は時速300マイル(約480km/h)で月面に突っ込んだ。

(着陸は予想されたより乱暴なものだった。だが、飛行機のブラックボックスはもっと大きな衝撃に耐えるし、我々のディスクはそれよりもさらに壊れにくい。小さく、軽い、100グラムのディスクに入ったライブラリは衝撃に耐える。おそらくそれらは数キロメートル遠くに飛ばされているだろう。月面に3,000万ページのフリスビーが飛んだというわけだ)

財団の創立者であるNova Spivack氏は、海外メディアに、ユーモアを交えてこう話している。

我々は、人類初のライブラリを月にインストールできたと言えるでしょう。その一方、我々がインストールしたのは、人類が月に築き上げようとしたライブラリの、考古学的残骸であるとも言えます。

財団はディスクが無事であると確信し、落下地点を特定しようとしている。また、多くの学者や技術者が興味を持ち、その場所を推測し始めている。探査機が月面に衝突した際の速度や進入角度に関するデータがあれば、力学的計算でディスクが飛んだ先が推測できるらしい。

財団は、2度目のチャレンジのためにロケット打ち上げると発表した。

Nova Spivack氏はこんな楽観的なツイートをしている。

(諺にもあるとおり、「1度の月面衝突に、素晴らしい宝探しを邪魔させてはいけない」)

正確には諺ではないが、マーク・トゥエインの言葉に“Never let the truth get in the way of a good story.”(真実が良い話の邪魔にならないようにしてください)というのがあるそうだ。

原文リンク

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