戻る


幸せ感は一瞬だけ。「疲れたときの甘いもの」は、逆効果になる

「疲れたときには甘いもの」とは、よく耳にする言葉ではないでしょうか。

実際、仕事の合間にチョコレートを口にすると、なぜかほっとする、イライラが落ち着く、という経験は、多くの人がしていることでしょう。

実は、甘いものを食べると、脳のなかで「幸せホルモン」といわれるセロトニンが増えていると考えられています。その理由を探ってみましょう。

感情の伝達を受け持つ物質とは

甘いものと幸福感の話をするまえに、脳のなかではどんな風に感情が生み出されているのか、改めて考えてみましょう。

脳のなかでは神経細胞がひしめいていて、細胞同士がたくさんの情報をやりとりしています。感情もそのひとつ。その伝達を担っているのが、脳内神経伝達物質と呼ばれる物質です。

たとえばやる気を高めるノルアドレナリン、元気さを生み出すドーパミン、落ち着いた状態をつくるGABAなどさまざまなものがあります。

これらの物質がバランスよく存在することで、ほどよく落ち着いた前向きな状態がつくられています。

これらの物質は、タンパク質を最小単位にまで細かくした状態であるアミノ酸、ビタミン、ミネラルをもとに、脳のなかで作られています。

アミノ酸は、そのまま単独で脳に届くのではなく、“運び屋“によって届けられます。

アミノ酸には、いろいろ種類がありますが、運び屋は一種類だけのアミノ酸を専門に運ぶのではなく、ひとつの運び屋が複数の種類を担当します。

例えば、セロトニンの材料はトリプトファンといわれるアミノ酸。一方で、トリプトファンを脳に運ぶ運び屋は、同じくアミノ酸のバリン、ロイシン、イソロイシンも担当するといった具合です。

食べると幸せになるスイーツ。でもそれは一瞬

Image: shutterstock

ここで話を甘いものに戻しましょう。

スイーツを食べると血糖値がグンと上がり、下げるためのホルモンが出されます。

このとき、バリン、ロイシン、イソロイシンも駆けつけます。すると、血液中のトリプトファンの比率が上がります。

脳には優先的にトリプトファンが多く届けられるため、セロトニンが多く作られ、幸せ感につながる、ということになります。

ただ、この幸せ感は「一時的」なもの。もっともっと、ということでますますお菓子が恋しくなったり、自律神経のバランスが乱れやすくなったり、疲れやすくなったり、落ち込みやすくなったり…。

太りやすくなるのも、女性としては気になることでしょう。甘いものを食べると幸せ、というのもほどほどに。

私もスイーツに頼らなくても機嫌よくいられるよう、セロトニンの材料になる肉や魚、卵などでタンパク質、ビタミン、ミネラルをチャージしていこうと思っているところです。

あわせて読みたい

「甘いもの断ち」をすると脳に何が起きる?

イライラするのは細菌のせい? 空腹が脳にもたらすこわい影響とは?

筋肉痛は栄養で防ぐ。アミノ酸使いのポイントとは

Image: shutterstock

マイロハスより転載(2019.12.12)

原文リンク

本站帖子來源於互聯網,轉載不代表認可其真實性,亦不代表本站觀點!
關於本站| 官方微博| 私たちの関心網| よくある問題| 意見反饋|copyright 私たちの関心網