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【戸塚啓コラム】森保ジャパン、コロンビア戦で見えた3バック採択への兆し

 お決まりのフレーズが、今回もまた使われた。

 決定力不足である。

 3月22日のコロンビア戦で、日本は0対1の敗戦を喫した。前半のシュートは8本で、決定機と呼べる場面も2回あった。

 シュート8本で決定機2回は、効率が良くない。8本のうち枠内シュートは2本だったと言えば、「ああ、やっぱりな」となるだろう。「決定力不足」のフレーズが、輪郭を帯びていく。

 前半に南野、堂安、中島の2列目が放った合計6本のシュートは、そのどれもが際どかった。あと少しコースが内側だったら、もう少し下だったら、ゴールマウスを捕らえていた。攻撃に持続性が生まれる。GKが弾いたセカンドボールを押し込む、DFがクリアしたボールを回収して二次攻撃へつなげる、といったことが可能だった。

 とはいえ、ミドルシュートが気持ち良くネットを揺らすシーンは、率直に言って想像しにくい。個人的に「決定力不足」は織り込み済みだ。中長距離のシュートは野球でいう“見せ球”の意味合いも含み、ペナルティエリア内でシュートへ持ち込めるシーンをいかに増やすのかが、本質的な課題になってくると思う。

 そう考えると、ミドルシュートを立て続けに浴びせた前半よりも、0対1とリードされたあとの後半の攻撃に、より可能性を感じさせた。もっと言えば、香川真司と乾貴士が投入されてから、である。

 それまで日本の攻撃は、中島翔哉を起点としていた。前半のシュートシーンも、ほぼ漏れなくと言っていいぐらい彼がきっかけを作っていた。

 そのまま中島を自由にするほど、コロンビアは無防備ではない。後半は攻撃の仕掛けを変え、選手の立ち位置も変えて背番号8の影響力を削いできた。コロンビアが先制点をあげたのは、そんな時間帯でもあった。

 そこで登場したのが香川であり、乾だった。彼らがビルドアップを引き受けることで、中島がアシスト役からフィニッシュ役へ立場を変えることができていた。香川の起用に連動した南野の1トップも、オプションとして試していく価値を感じさせた。

 コロンビア戦では守備にも触れるべきだろう。

 最終ラインの吉田麻也、長友佑都、酒井宏樹、さらにはボランチの遠藤航が不在のなかで、コロンビアをPKによる1点に封じたのは悪くなかったはずだ。決定機を生かされていたら2点目、3点目を失っていたかもしれないが、ロシアW杯以来の出場となった昌子源と冨安健洋のセンターバックのコンビを含めて、連携を構築する時間を持てないまま試合に臨んでいる。

 アジアカップで評価を高めた冨安は、引き続き最終ラインを構成していくべき力を示した。この20歳がはっきりと一本立ちしていることで、吉田、昌子との3人がセンターバックとして計算できる。

 コロンビア戦までに消化した13試合を、森保監督はすべて4バックで戦ってきた。並行して、3バックを採用する準備が進んでいると映る。

 そろそろ、だろうか。

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