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『3年A組』大ヒットで注目! 脚本家・武藤将吾の傑作ドラマ5選

画像:「3年A組 -今から皆さんは、人質です-」HP

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 3月10日(日)に放送された最終回の視聴率が15.4%を記録し、今クールの連続ドラマのなかで平均視聴率1位(3月18日現在)に輝いた菅田将暉主演のドラマ『3年A組 -今から皆さんは、人質です-』(日本テレビ系)。高いクオリティ、熱いメッセージで視聴者のハートを鷲掴みし、ネットでは「3年A組ロス」の声も聞かれる。

 そんな本作で脚本を担当したのが脚本家・武藤将吾氏。今回をきっかけに、武藤氏のファンになったという人もいるはずだ。そこで、彼がこれまで手がけてきたドラマの中から、オススメの5本をセレクトした。

◆多彩なキャラクターが織りなす緻密な群集劇

 まず最初は『電車男』(’05年 フジテレビ系)。インターネット掲示板「2ちゃんねる」の書き込みから生まれたラブストーリーをドラマ化したこの作品で、武藤氏は脚本家デビューを果たした。いわゆるアキバ系のオタク青年「電車男」こと山田剛司(伊藤淳史)と、恋愛に臆病なお嬢様「エルメス」こと青山沙織(伊東美咲)の2人がインターネットを通じて恋を育む姿を描いたこの作品、インターネットが重要なツールとなっているところが後の『3年A組』にも通じており、非常に興味深い。

◆あの“イケメン”人気ドラマも!

 続いては『花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜』(’07年 フジテレビ系)。憧れの男子を追いかけ、男装して男子高校に入学した主人公・芦屋瑞稀(堀北真希)が繰り広げる恋愛模様を描いた本作。小栗旬、生田斗真、水嶋ヒロ、岡田将生といった、今をときめく主役級のイケメン俳優たちがこれでもかと出演したことでも話題になった。あくまで推測だが、ともすると交通渋滞に陥りかねない多彩なキャラクターを描き切る武藤氏の手腕は、この作品で培われたのではないだろうか。

◆強烈なインパクトを残す主人公のキャラクター

 武藤ドラマは主人公も強烈だ。『ジョーカー 許されざる捜査官』(’10年 フジテレビ系)は、堺雅人主演の異色刑事ドラマ。タイトルにある通り、法を守るべき刑事でありながら法で裁けない悪を自らの手で裁くという前代未聞のダークヒーローを、『半沢直樹』(’13年 TBS系)で大ブレイクする前の堺が見事に演じていた。出演はほかに錦戸亮、杏、鹿賀丈史。

◆櫻井翔が主演した『家族ゲーム』

 嵐の櫻井翔が家庭教師役で主演を務めた『家族ゲーム』(’13年 フジテレビ系)は、松田優作主演・森田芳光監督による映画版(’83年)、長渕剛主演によるドラマ版(’83年 TBS系)が印象深いが、現代社会における「教育」について鋭く問いかける、新時代の『家族ゲーム』として多くの視聴者に受け入られた。出演はほかに神木隆之介、忽那汐里、鈴木保奈美。並べてみるとわかるが、両作品とも信念を持って突き進む主人公のキャラクターが際立っている。

◆過去作から浮かび上がる共通点とは?

 最後は『仮面ライダービルド』(’17年 テレビ朝日系)。「創造する」「組み立てる」という意味である「ビルド」をテーマに、正義のヒーローであるライダーの戦いや葛藤を子どもたちにもわかるように描き、武藤氏は1年間という長丁場を、たった1人で乗り切った。

 そして『3年A組』にも主人公・柊(菅田将暉)のピンチを助ける存在として、作中の特撮ヒーロー「ガルムフェニックス」が颯爽と登場した。この意外な展開には誰もが思わず声をあげるとともに、武藤氏ならではの演出に喝采を送ったに違いない。

 こうしてみると、武藤ドラマには「最後まで信念を貫く主人公」「リアルで緻密な群集劇」「視聴者への強烈な問いかけ」といった共通点が見えてくる。そう考えるとまさに脚本家・武藤将吾の現時点での集大成とも言える『3年A組』が高視聴率を記録したことも極めて納得だ。月並みな言葉ではあるが、彼の次の作品に期待したい。

<文・中村裕一>

【中村裕一】
株式会社ラーニャ代表取締役。ドラマや映画の執筆を行うライター。Twitter⇒@Yuichitter

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