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議員1人に使われる税金は1億円以上! それを高いか低いか判断するには政治経済の知識が必要だ

『新版 政治と経済のしくみがわかるおとな事典』(池上彰:監修/講談社)

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 政治とカネの問題、日本経済における景気の問題、課題の多い外交問題、なかなか打開策が見えてこない環境問題…。ネットやテレビは毎日これらの最新情報を発信しているが、それは問題の“断片”、いわば氷山の一角に過ぎない。たとえば、北方領土問題であれば、直近の安倍首相やプーチン大統領の発言だけを追いかけていると、本質を見失ってしまう。日本とロシアという国が歩んできた歴史的背景や、問題が解決しない根本的な原因を知ろうとしなければ、一連の動向に対して自分自身の意見を持つことはできないだろう。

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 日本の社会や政治に参加しようと考えている大人であれば、いつまでも「よくわからなくて…」という曖昧な態度ではいられないだろう。本書『新版 政治と経済のしくみがわかるおとな事典』(池上彰:監修/講談社)は、“大人であれば知っておきたい”政治、経済、世界の仕組みを、ジャーナリストの池上彰氏監修のもとわかりやすく図解するものだ。

■議員1人に使われる税金は、なんと1億円以上…!

 私たちが国政選挙を通じて選んでいる国会議員。選ばれた議員の活動には、たくさんのお金がかかる。そして、その活動資金の多くは、私たちの税金から支払われている。その額は、なんとひとり1億円以上。それに加え、彼らは献金や政治資金パーティなどで資金を集め、政治活動をしている。

 国会議員のお金は、演説会の開催、地元との往復、私設秘書の給料などに使われる。こうした国会議員の経費を「高すぎる」と批判する人もいるが、十分なお金があるからこそ本来の役割を果たすことができるという見方もある。

■ホントに好景気なの? 経済が成長していても不景気と感じることもある

 政府が「景気は回復傾向にある」と発表しても、庶民の生活ではそれを実感できないことがある。

 そもそも、政府はどのように“景気”を判断しているのだろうか。景気は、GDP(国内総生産。国内で生まれたモノやサービスの合計額)の成長率が判断材料になっている。本来の経済力に対して期待より成長率が低い場合を不景気、成長率が高い場合を好景気と呼ぶ。そのため、国民の実感とは必ずしも一致しないのだ。

■食べ物を捨てる国、飢饉が起こる国…

 日本ではコンビニや大手チェーン店などにおける食品廃棄が社会問題になっている。その廃棄量は、年間約500〜900万トンだ。その一方で、世界では食糧が足りない国がたくさんある。本書によれば、食糧を確保できずに栄養不足に陥っている人の数は、全世界で8億1500万人以上もいる。なぜ、こうした格差が生まれてしまうのだろうか。

 飢饉が起こる原因は、自然災害、貧困、紛争などさまざまだ。特に後進国では、急激な人口増に対して、食資源や水資源の供給が追い付いていない。

 日々のニュースが世の中で起きていることのひとつの“断片”だとすれば、本書はそれらを連続した現象として捉えるための“基盤”である。ひとつひとつのトピックは、どこかで聞いたことがあることかもしれない。だが、それを本書で体系的に知ることで、バラバラに思えたニュースが頭の中でつながるようになるはずだ。

文=中川凌

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