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タイで拘束された難民サッカー選手、目指すは豪Aリーグ

オーストラリアのメルボルン空港に到着し、ファンに歓迎されるバーレーン出身のサッカー選手ハキム・アライビ氏(中央、2019年2月12日撮影、資料写真)。(c)WILLIAM WEST / AFP

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【AFP=時事】タイ当局に身柄を拘束された後、難民認定されているオーストラリアに帰国したサッカー選手のハキム・アライビ(Hakeem al-Araibi)氏は、練習を再開させ、豪Aリーグ(1部)でプレーしたいという夢を明かした。しかしその一方で、2か月にわたって身柄を拘束されていたためにコンディションが整っていないと語った。

 ハネムーンで訪れたタイ・バンコクで拘束された25歳のアライビ氏は、生まれ故郷であるバーレーンに強制送還されるおそれがあったが、今月はじめにメルボルンに戻っていた。

 バーレーン当局は、2011年に中東地域で民主化運動「アラブの春(Arab Spring)」が起きた際、アライビ氏に犯罪行為があったと主張。しかし、アライビ氏の勾留に対しては国際社会から抗議の声が上がり、最終的には2014年に難民認定を受けたオーストラリアへの帰国が認められた。

 今週、2部リーグに所属するパスコーベールFC(Pascoe Vale FC)の練習場でトレーニングを再開したアライビ氏は、メルボルンの地元紙エイジ(Age)紙に対し、Aリーグでプレーするという長期的な目標があると語った。

「これからトレーニングを始め全力を尽くすつもりだ。自分の未来を確かめたいし、将来的にはAリーグでプレーしたい。今はまだ準備ができていないが、懸命に努力すれば状況は良くなるかもしれない」

 Aリーグは10クラブから12クラブへの拡張を検討しており、新規参入チームの一つでメルボルンを本拠地とするウェスタン・ユナイテッド(Western United)は現在、新たな選手を探すため下部リーグ中を奔走している。

 同紙によれば、もしアライビ氏が力をつければ、ウェスタン・ユナイテッドにはその資質を評価する準備があるという。

 しかし、タイの小さな拘置所で過ごした際にコンディションを落としたアライビ氏にとって、復帰までの道のりは難しいものになるだろう。

 アライビ氏は「帰国するまでは一度しかトレーニングできなかったから、努力しなければならない。拘置所では体を動かしたが、そこはとても小さかった。サッカー選手が体を鍛えるのに十分な場所ではなかった」と話した。

「できる限りのことはした。運動場にも行ったが、施設は物足りないものだった。少しは走ることはできたが、拘置所には多くの人がおり、空いている場所を見つけるのは難しかった」

 ディディエ・ドログバ(Didier Drogba)氏ら著名なサッカー関係者が解放を求め、国際サッカー連盟(FIFA)もタイサッカー協会(FAT)に介入を促すなど、アライビ氏をめぐる動向はサッカー界で大きな関心を集めた。

 アライビ氏はまた、パスコーベールに戻ってきた際、チームメートが「非常に特別な歓迎」をしてくれたと明かした。「彼らは私と妻を支援してくれた。だから私はこれからもずっとこのチームを応援し、このクラブのために必死に努力したい」

【翻訳編集】AFPBB News

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