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年収1000万円を目指すなら、会社で出世するだけが方法ではない

日野瑛太郎氏

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 誰もが一つの目標として憧れる「年収1000万円」というステイタス。しかし、同年収を超える日本人の割合はわずか4%にすぎない。総務省の発表によれば、東京都在住の40代サラリーマンの平均年収は約717万円と全国平均より高水準ではあるが、多くの人が800万円未満で滞留していることがよくわかる。

 そこで今回は、サラリーマンの働き方に一家言を持つプロが見た「年収800万円の壁」を超えるために今すべきこととは――?

◆自分の強みを社外で生かし副業目線も忘れるな

 日本人の働き方を考察する「脱社畜ブログ」が人気のブロガー、日野瑛太郎氏は「会社で出世することだけが年収800万円の壁を超える方法ではない」と分析する。

「『会社で出世する』以外にも、『本業+副業で年収800万円を超える』という選択肢、そして『妻の年収を加えた世帯収入として年収800万円を超える』という3つの選択肢です。

は簡単に言うと育児や家事などを積極的に分担し、妻にもバリバリ働いて稼いでもらおうというもの。ももちろん大切ですが、個人収入を増やしたいと考えたときにあらゆる面での考え方が必要だというのが僕の見解です」

 つまりは本業と副業2つの収入で年収800万円超えを視野に入れろということか。その理由とは?

「もちろん40代からでも社内での人材価値を高め、年収800万円の壁を突破することは不可能ではない。しかしがむしゃらに働いて結果を出せても、出来高制ではない限り年収が一気に100万円、200万円と増えることは日本企業の給与制度ではあり得ません。それに、会社がつぶれては元も子もない。

リスクヘッジという観点からもほかの収入源を確保したほうが安定的に年収800万円の壁を超えられるのではないでしょうか」

 とはいえ、副業なら何にでも手を出していいわけではない。

「本業で培ってきた自分の強みを生かしたほうが断然うまくいく。実際に僕が会社員時代に行っていたのは、エンジニアという本職でのスキルを生かしたアプリの開発・運営でした。副業によって自分の強みに磨きがかかれば、本業にもフィードバックされ、結果的に本業のみで年収800万円を超えることも期待できます」

 自分の強みを社内だけでなく社外でどう生かせるか。目線を一度会社の外に向けることで、収入増はおろか本業にもいい影響を与え、結果的に壁を越えるための重要な要素になりうるのだ。

「専門知識があるならそれらをわかりやすく解説するブログを始めるのもいい。人事経験が長いなら面接アドバイスをサービスとして売るのも手です。現在はこうしたスキルとそれを求める人・企業をマッチングする副業サイトも増えています」(日野氏)

 もちろん、これらは自分の強みがわかっているからこそできるもの。早急に見極めておきたい。

【脱社畜ブロガー・日野瑛太郎氏】
IT企業に勤めるかたわら’12年に「脱社畜ブログ」を開設。たちまち人気ブログとなり月50万PVを記録するまでに。著書に『あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。』(東洋経済新報社)など

― 年収800万円の壁を超えろ! ―

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