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出会い系で会った70人に本をすすめた女性書店員が選ぶ「いま読むべき本」

花田菜々子氏

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 あと数ヶ月で、平成が終わる。が、この30年間、これといって成長を実感できない……などとため息をついている人も多いのでは? そんな人へぜひオススメしたい、“自分を変えてくれる”本を、プロの読者家たちが厳選! 新元号とともに新しい自分へと変身だ。

◆花田菜々子氏が選ぶ『平成最後に読むべき本』

●選者/書店員・花田菜々子氏……女性のための本屋「HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE」店長。著書に実体験を基にした小説『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』

<新しい自分と出会う>

『私以外みんな不潔』
能町みね子/幻冬舎/1404円

「能町さんご自身と思われる5歳児が主人公の、今までにない変わった小説。大人になると忘れがちだけれども、子供というのは理不尽なことが多い。彼らが生き抜く厳しい闘いの日々をリアルに追体験することで、視野が広がります」

『自殺会議』
末井昭/朝日出版社/1814円
「実母が恋人とダイナマイトで自殺した過去を持つ著者と、自殺にまつわる人々との対談集。タイトルだけだと暗い本だと思われがちですが、死を考え抜いた人々の言葉は逆説的に明るさをもたらしてくれるので、読後は前向きな気持ちに」

<非日常を体験する>

『死に山:世界一不気味な遭難事故』
ドニー・アイカー/河出書房新社/2538円

「’59年のソ連・ウラル山脈で起きた未解決の事故を追ったドキュメンタリー。登山チームの9人全員が、服がボロボロになっていたり、舌がなくなっていたりとすごい死に方をしています。日常からトリップして没頭できる読書体験」

『ぼくはお金を使わずに生きることにした』
マーク・ボイル/紀伊國屋書店/1836円
「現代のイギリスで、お金以外に所有しているものを使って生きるという社会実験を行った人の本。マネするのは難しいけど、お金で悩みがちなSPA!読者にとって、自分なりの答えを得るための発想のヒントになると思います」

<知識・見聞を広める>

『はじめての沖縄』
岸政彦/新曜社/1404円

「社会学者が沖縄に通い、現地の人に話を聞きながら、外側の人間としてどういう立ち位置でいるべきか書いた不思議な本。読後には、自分の中で“沖縄”が形作られます。社会問題を上っ面だけで語っていいのか迷っている人にオススメ」

『彼女は頭が悪いから』
姫野カオルコ/文藝春秋/1890円
「東大生が起こしたわいせつ事件という実際にあった出来事を基に、関係者の心情を丹念に描いている本。登場人物の醜さは誰もが持っているため、自分が同様の事件に遭遇した時にどんな立場をとるかを深く考えるきっかけになる一冊」

<仕事に役立てる>

『静かな力:内向型の人が自分らしく生きるための本』
スーザン・ケイン/学研プラス/1512円

「外交的な人を目指せという同調圧力を感じやすく、静かであることは何かが劣っているかのように扱われがちな日本。けれども、本書では内向的な人こそあらゆる面で優秀であると主張。自店でも静かに売れ続けているロングセラーです」

『明日クビになっても大丈夫!』
ヨッピー/幻冬舎/1512円
「会社を辞めることを推奨する本は多々あれど、背中を押すだけで無責任なことも。ヨッピーさんはそういう押し方は悪だと言い、やれる範囲での副業をまずは勧めています。具体的なテクニックがリアルに役立つし、励まされる一冊」

<SNSで“いいね”をもらう>

『82年生まれ、キム・ジヨン』
チョ・ナムジュ/筑摩書房/1620円

「日本より人口の少ない韓国で100万部を突破した話題書。女性がどのように抑圧されてきたかを一人の人生を通して語る小説。『俺もこの問題について考えている』といった感想と一緒に書影をSNS発信すれば見直されること間違いなし」

『パフェ本』
斧屋/小学館/1296円
「日本で唯一のパフェ評論家である著者による一冊。パフェを時間とともに味わう芸術だとし、その魅力を解きほぐして言葉にしています。食べ物写真の投稿に『おいしかった!』という感想しか書けないと悩める人は、ぜひ参考にして」

― 平成最後に読むべき本 ―

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