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ハンバーガーチェーン「ドムドム」が反撃開始 店舗9割減でもコアなファンに支えられ

バケツポテトは、厚木店のみの限定メニュー。カマンベールバーガーにしてもそうだが、カロリーは恐ろしいことに……。まさに伝説級のメニューだ ※写真はドム連提供

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◆親会社の事情に振り回され……

 ’70年2月に会社が設立され、日本で一番最初にハンバーガーショップを出店。かつてはマクドナルドがない地域にも「おらが街のハンバーガーショップ」として愛されてきたドムドムだが、最盛期の90年頃、400近くあった店舗が現在は31店舗に縮小するなど、そこには不遇の歴史があった。フードアクティビィストの松浦達也氏はその概要を以下のように語る。

「マクドナルドの日本誘致に熱心だったとされるダイエーの創業社長・中内功と、マクドナルドとの合弁協議が不調に終わりその代わりに、とドムドムを立ち上げたといわれています」

 しかし80年にダイエーがウェンディーズとFC契約を締結。

「似た業態がグループ内にあることで規模縮小の憂き目にあい、その後もダイエーの経営不振による店舗閉鎖で閉店を余儀なくされるなど親会社の事情に振り回され続けてきたのでは」(松浦氏)

◆ドムドムを“食べ支える”団体も

 実はマクドナルドよりも開業が早く、日本初のハンバーガーチェーンでもあったりするドムドムを愛し、ネット上で広報活動をしたり、実生活でも「ドム活」と称した食べ支えを行っているのが「ドムドム連合協会」なる団体だ。メンバーのけんちん氏に話を聞いた。

「店舗を複数巡ればわかるのですが、メニューの違いや店舗レイアウトの違いなど、それぞれの店舗に個性がある。中でも和歌山県海南市にある海南FC店はまるで老舗の喫茶店にいるような雰囲気で、時間の流れがとてもゆるやかに感じられますね。同店に限らず、いい意味でのゆるさがドムドムの“居心地の良さ”を作り出していると思います」

 もちろん、商品そのものに対する愛の深さも見逃せない。ドムドムといえば、他店の追随を許さない「変り種バーガー」がウリだが……。

「カマンベールチーズをそのままバンズとして使用した『丸ごとカマンベールバーガー』(980円)や、かつての限定バーガーでアジフライがそのまま入った『アジフライバーガー』など、小規模チェーンだからこそチャレンジできるメニュー作りに気概を感じます。

本物のバケツにポテトが大量に入っている『バケツポテト』なんかも、大手には絶対まねのできないメニューじゃないでしょうか。奇をてらいすぎないことも大事だと思いますが(笑)、ドムドムらしい季節限定メニューはいつも楽しみですね」(けんちん氏)

◆出店希望メールが連日届く

 事実、17年に90年代の人気メニューだった「お好み焼きバーガー」(340円)を期間限定で販売させたところ、その反響の高さから同年にグランドメニューとしても完全復活を果たしている。ユーザーがドムドムに求める路線は明確な独自性なのだ。

 17年に事業を引き継いだ現在の運営会社も、「実は多くのお客様から、お住まい地域の出店希望メールを連日いただいておりまして、すでに事業継承後に新たに3店舗を開業いたしました。現在も日々店舗開発準備を進めているところです。おいしい定番商品と、他に追随を許さぬ独自性のある商品展開は今後も重要課題として、常にチャレンジして参ります」と語る。

 ファンと店の相互理解にブレが無いドムドムの復権は近いかもしれない!? <取材・文/週刊SPA!取材班>

※週刊SPA!2月19日発売号「[絶滅危惧チェーン店]のいま」より

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