戻る


朝ドラで売上げ急伸『チキンラーメン』

 

 安藤サクラ主演のNHK連続テレビ小説 「まんぷく」は視聴率が20%を超える人気ドラマとなっている。

 日清食品の創業者・安藤百福が世界初の即席麺を開発するまでを描くドラマで、安藤百福を模した立花萬平役の長谷川博己も好演。3月末の最終回に向けて番組はクライマックスへのラストスパートに入っており、ドラマではまんぷくラーメンとなるチキンラーメンが2月4週の後半にようやく完成した。

 コンビニ関係者に話を聞くと、チキンラーメン(袋)の売上げは2018年12月の1週間平均比で、2019年2月4日週は約1.5倍、2月11日週で約2.2倍と急伸長している。こうした影響は街のラーメン店まで。毎朝のおいしいラーメンの話が売上げアップにつながっているそうだ。

[商業界オンラインの今日の記事(トップページ)へ]

4年連続で売上げが過去最高を記録

 近年の即席麺売上げだが、4年連続で過去最高を記録している(日本即席食品工業協会の発表)。2018年は出荷ベースで売上げ5990億2600万円(前年比2.3%増)、数量ベースでも57億7856万食(前年比2.1%増)となっている。

 2018年は『チキンラーメン60周年』『サッポロ一番みそラーメン50周年』『マルちゃん赤いきつねうどん 40周年』『スーパーカップ30周年』などが重なり、各社の周年記念販促が活発化して売上げアップに大きく貢献した。

 また、西日本豪雨や北海道胆振東部・大阪北部の地震など自然災害の多発により、災害時に備えた保存食ニーズも売上げアップの一因となったようだ。

安売りで疲弊するメーカーが目を付けた先は?

 

 

新商品の年間発売数も消費者ニーズの多様化に合わせ、10年ほど前の約600品から1000品を超えるまで増え、1日当たり2.5品以上の新商品が発売されている。メーカーの商品開発者でも全ての新商品を食べることが不可能なほどの販売数で、特に近年は大手コンビニチェーンの高価格帯の留型PB商品の発売が加速されている。

 セブン-イレブン約2万700店 ファミリーマート約1万6700店 ローソン約1万4600店。スーパーマーケットやドラッグストアと比べて圧倒的な店舗数があるため、NB商品の安売りで疲弊するメーカーが、メーカー希望小売価格で販売できるコンビニ留型PB商品の新商品開発に注力。この動きは今後も続き、即席麺の売上げアップを後押ししそうだ。

即席麺も値上げしますが、ご心配なく

 そうした中、原材料や包材に加え、人件費 物流費の高騰。日清食品や明星食品が6月1日出荷分からメーカー希望小売価格を4〜8%値上げする(一部商品を除く)と発表。これに他のメーカーの追随し、即席麺でも値上げラッシュとなりそうだが、その販売への影響は軽微になりそう。即席麺は100〜200円の価格帯で食べられ、安藤百福の即席麺の基本コンセプト『安価であること』で庶民の味方となっているからで、買い控えは発生せず販売好調が維持されていると見られている。

 

『保存性がある』というコンセプトも昨今の食品ロス問題を解決できる、これからの時代にマッチングした商品。『簡単に調理できる』ことも一億総活躍社会で、女性を中心とする有職者が増え、家事の負担減にも役立っている。

 こうしてみてくると、昭和33年に開発されたチキンラーメンの基本コンセプトは、今の日本に非常にマッチしているといえるだろう。

「世界食」として多くの国で支持されている

 即席麺は世界的に見ても年間約1千億食が消費される食文化として根付いている。世界ラーメン協会(WINA)によると、2017年 世界の1人当たり年間消費量は、1位が韓国の73.7食、 2位がベトナム 53.5食、3位がネパールで51.1食。

 総需要でも人口の差はあるが、1位が中国&香港の389.7億食、2位がインドネシアの126.2億食で発祥の国・日本の56.6億食(3位)を大きく引き離しており、「日本の優れたモノ作り」の象徴的カテゴリーとして世界食の確固たる地位を築いている。

 春の到来までもう一歩 。メーカー、コンビニ各社の開発合戦が続き、世界最先端の即席麺が並ぶコンビニの店頭で新商品をゲットし、昼食や夕食、夜食のお供にして温まってはいかがでしょうか?

原文リンク

本站帖子來源於互聯網,轉載不代表認可其真實性,亦不代表本站觀點!
關於本站| 官方微博| 私たちの関心網| よくある問題| 意見反饋|copyright 私たちの関心網