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JR山手線50年ぶりの新駅「高輪ゲートウェイ」で、大手家電量販店が激突?

池袋・新宿・渋谷と、秋葉原には複数の家電量販店が出店するが、品川・田町エリアは“空白域”となっている

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 2020年春に、JR山手線の田町・品川駅間に新たに「新駅」が誕生する。山手線の新駅は、「西日暮里」以来、およそ50年ぶり。駅名はずっと未定だったが、18年12月4日にJR東日本は「高輪ゲートウェイ」に決定したと発表した。
 新駅周辺の約13haの巨大な敷地を開発し、20年の暫定開業の4年後に街開きする予定。あわせて、隣接する京浜急行・都営地下鉄の泉岳寺駅も、ホームの拡幅やコンコースの拡張を行い、大規模改良を行う計画。また同じく20年には、東京メトロにも虎ノ門ヒルズと直結する新駅「虎ノ門ヒルズ」が開業する。東京都心は、ほかにもさまざまな再開発計画があり、興味のある人は「駅名・エリア名+再開発」や「開発プロジェクト名」といったワードで検索してみよう。

 一般的にベンチャー企業・成長企業は、事業規模の拡大にあわせ、オフィスを短期間で移転する傾向がある。今年1月、ソフトバンクは、汐留駅直結の東京汐留ビルディングから「(仮称)竹芝地区開発計画」として開発中のオフィスビルに20年度中に移転すると発表。起業家向けコワーキングスペースなどを運営するWeWorkがデザインを手掛け、AIやIoTを活用してビル内外の人流・環境データを収集・解析し、快適な環境整備と効率的なビル管理を目指す「スマートビル」のモデルケースとして構築するという。

 偶然かもしれないが、ソフトバンクの新本社は、現在より品川寄りに南下する。しかも移転時期は、高輪ゲートウェイ駅の開業と同じタイミングだ。

 ITライターの間では、品川といえば、日本マイクロソフト、ソニーであり、ほかにも本社やメインのオフィスを構える企業は多い。JR東日本は、「新しい街は、世界中から先進的な企業と人材が集う国際交流拠点の形成を目指しており、新駅はこの地域の歴史を受け継ぎ、今後も交流拠点としての機能を担う」としている。新駅の街開きを迎える頃には「品川〜高輪ゲートウェイ」に至近のエリア、距離はあっても行き来しやすいエリアの人気が高まりそうだ。

●新駅・高輪ゲートウェイの商業エリアで家電量販店激突の予感



 駅舎や街区側のイメージパース、開発プロジェクトの詳細を見る限り、高輪ゲートウェイ駅には、大型家電量販店が出店する余地がない(少なくとも、街開きと同時に各施設が竣工する第1期の出店はない)ように感じられるが、JR山手線の西側のターミナル駅、池袋・新宿・渋谷には、ビックカメラとヨドバシカメラの両方もしくは片方が出店し、距離は離れているが、秋葉原エリアにもビックカメラとヨドバシカメラ、そしてヤマダ電機が出店している。

 また、新橋にはヤマダ電機、その隣駅の有楽町にビックカメラが出店している状況を考えると、第2期以降の開発で、ビックカメラ、ヨドバシカメラ、ヤマダ電機、さらに体験型の全く新しい家電店をうたう「蔦屋家電」などが出店し、一大電気街になる可能性もあるのではないだろうか。

 高輪ゲートウェイの隣駅となる品川、田町の駅前には、19年2月現在、家電量販店はない。品川駅はJR東海のリニア中央新幹線が27年に開通予定で、新幹線と在来線の乗り換え駅として利用者増が見込まれる。となると、やはり高輪ゲートウェイ駅周辺には、大型家電量販店があってしかるべきだろう。

 以前から酒類を扱っていたヤマダ電機、ビックカメラに追随するかたちで、ヨドバシカメラも、18年12月に新宿西口本店内にオープンした「ヨドバシ酒店」を皮切りに、酒類・おつまみの取り扱いを開始。こうした家電量販店は、オフィス街にこそ出店してほしい「なんでも屋」になりつつある。

 JR東日本が「ゲートウェイ」に込めた思いの通り、東京の「玄関」になるかどうか。そして、新駅開業によって人の流れがどう変わるか。今から2年後の駅開業、4年後の街開き、そしてその前に公表されるであろう商業街区の詳細が楽しみだ(BCN・嵯峨野 芙美)。

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