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能力信頼も高齢化が心配…ヤクルト外野陣の世代交代は進むか

ヤクルト・塩見泰隆

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◆ “おじさんパワー”で躍進

 2017年の屈辱的な大敗を経て、昨季はリーグ2位まで躍進したヤクルト。メジャーから復帰した青木宣親を筆頭に、頼れるベテランがチームを引っ張った。

 特に外野陣の奮闘はすさまじく、最多の131試合に出場したウラディミール・バレンティンも33歳。次いで127試合に出場した青木も36歳となり、120試合に出場した雄平も34歳という年齢。また、一塁との併用ながら外野でも71試合に出場した坂口智隆も34歳と、主戦は皆30代となっている。

 それでも、チームトップの38本塁打を放ったバレンティンをはじめ、日本球界復帰1年目の青木も打率.327を記録。雄平も.318のハイアベレージを残しており、坂口も.317と全員が好成績。衰えの不安など吹き飛ばすような姿を見せた。

 ただし、当然ながら年齢というのは着実に1年に1つずつ増えていくものであり、ハイパフォーマンスを維持するのも徐々に難しくなってくるのは間違いない。ベテランたちが元気なうちに、次代を託すことができる若手が頭角を現して、そしてポジションを奪っていくというのが望ましい“世代交代”の形だ。

 今年こそ新陳代謝を促進する存在が出てくるのか、今回はヤクルトの外野陣について取り上げてみたい。

◆ ルーキーの加入などで平均年齢は若返り

 まずは、外野手の陣容を昨季と今季で比較してみよう。

【ヤクルト外野陣を比較】

▼ 2018年・メンバー

0 比屋根渉(31歳)

4 ウラディミール・バレンティン(33歳)

9 塩見泰隆(25歳)

23 青木宣親(36歳)

31 山崎晃大朗(25歳)

41 雄 平 (34歳)

42 坂口智隆(34歳)

50 上田剛史(30歳)

65 田代将太郎(29歳)

91 鵜久森淳志(31歳)

―――――

[平均年齢] 30.8歳

▼ 2018年・出場数トップ5

131試:バレンティン(33歳)

127試:青木宣親(36歳)

120試:雄 平 (34歳)

71 試:坂口智隆(34歳)

71 試:上田剛史(30歳)

▼ 2019年・メンバー

4 ウラディミール・バレンティン(34歳)

8 中山翔太(23歳) ☆新人

9 塩見泰隆(26歳)

23 青木宣親(37歳)

31 山崎晃大朗(26歳)

41 雄 平 (35歳)

42 坂口智隆(35歳)

49 渡辺大樹(22歳)

50 上田剛史(31歳)

51 浜田太貴(19歳) ☆新人

65 田代将太郎(30歳)

―――――

[平均年齢] 28.9歳

※年齢は満年齢

 ラインナップだけ見ると、2人のルーキーと高卒4年目の渡辺大樹が登録を変更したことにより、平均年齢は2歳の若返りに成功。あとは新星たちがベテランたちからどれだけ出場機会を奪うことができるか。そこにかかってくる。

◆ 塩見や渡辺に開花の兆し

 なかでも注目を集めているのが、プロ2年目のシーズンを迎える塩見泰隆だ。

 社会人の名門・JX-ENEOSから2017年のドラフト4位でプロ入りした25歳は、ルーキーイヤーの昨季一軍デビューを果たすも24打席無安打と苦しみを味わい、さらに25打席目でようやく初安打が出たかと思えば、その直後の走塁でまさかのボーンヘッド。小川淳司監督から苦言を呈されるなど、ほろ苦いシーズンとなってしまう。

 それでも、オフに行われたアジア・ウインターリーグでは打率.392、4本塁打、12打点の大暴れ。一気にレギュラー候補へと名乗りをあげてみせた。村上宗隆とともに、2年目のブレイクへ大きな期待がかかっている。

 そしてもう一人、外野に登録を変更して4年目のシーズンに挑む渡辺大樹からも目が離せない。

 これまで一軍での実績はないものの、2月11日に行われた韓国・KIAとの練習試合では8回に起死回生の逆転満塁弾。首脳陣に強烈なインパクトを残した。昨年までは内野をメインポジションとしており、そのユーティリティ性も魅力。今季こそ一軍定着となるか、注目だ。

 

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