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映画「アルゴ」が描いた元CIAスパイ死亡 米大使館占拠で外交官救出

映画「アルゴ」が描いた元CIAスパイ死亡 米大使館占拠で外交官救出

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イランによるアメリカ大使館占拠事件の外交官救出に大きく関わり、アカデミー賞受賞映画「アルゴ」の主人公のモデルとなった米中央情報局(CIA)の元職員、トニー・メンデス氏が19日朝、死去した。78歳だった。パーキンソン病を患っていたという。

メンデス氏はCIAで変装や偽造、人質救出などを専門としていた。

1979年のイラン革命を機に起きたテヘランの米国大使館占拠事件で、カナダ大使館にかくまわれていた米外交官6人をハリウッド映画関係者に変装させて脱出させたことで知られる。

ベン・アフレック監督・主演の映画「アルゴ」は、自ら映画プロデューサに扮してテヘラン入りしたメンデス氏による救出劇を描き、2013年のアカデミー賞作品賞や脚色賞、編集賞を受賞した。

アフレック氏はネンデス氏を「本物のアメリカの英雄」と呼び、「素晴らしい品位の人で、まともで謙虚で優しい人だった」とツイートした。

「まったく目立とうとせず、ただ単に母国のために尽くそうとした」

https://twitter.com/BenAffleck/status/1086806115759738880

CIAのマイケル・モレル元副長官もツイッターで、メンデス氏は「歴代CIA職員の中で最も優れた1人だ」、「彼の働きは独特で、おかげでこの国を意味ある形で守ることができた」と書いた。

メンデス氏の著述業の代理人、クリスティー・フレッチャー氏は、メンデス氏が「家族の愛に包まれていた」と明らかにし、「いなくなるのはとても寂しい」と追悼した。

「まずはアーティスト」

メンデス氏は1940年生まれ。大学卒業後に製図士として働いた後、「グラフィック・アーティスト求む」の募集を見かけたのを機に、CIAに入った。

CIAでは25年間にわたりハリウッドのメークアップ・アーティストやマジシャンと関わり、変装や身分偽装の技術を磨いていった。

アジアを中心に複数の拠点に赴任し、1980年には「カナダ脱出劇」と呼ばれることになる米外交官6人のイラン脱出作戦を指揮した。

1979年2月のイラン革命をによって同年11月に起きたテヘランの米国大使館占拠事件では、52人の米外交官と米市民が1981年1月まで大使館で人質となった。占拠事件発生と共に大使館を逃れた外交官6人は、同じテヘランのカナダ大使館に避難した。

メンデス氏は架空のSF映画「アルゴ」のプロデューサーに扮し、外交官6人をロケ地を探しに来たカナダ人撮影部隊として偽装させ、カナダ政府の支援を得て1980年1月に6人をテヘランからチューリッヒ行きの飛行機に乗せて共に脱出した。

米紙ワシントン・ポストに対してメンデス氏は、「何より自分はまずはアーティストだと、ずっと思ってきた。その上で自分は25年間、スパイとしてもなかなかのものだった」と話していた。

(英語記事 Tony Mendez, the real CIA spy behind Argo, dies aged 78)

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