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「サウジ戦もかならず勝つ!」英誌・熟練記者が“森保ジャパンの進化”に太鼓判|アジア杯

苦しみながらも3連勝でグループリーグを1位突破。森保ジャパンはその総合力をグッと高め、ノックアウトラウンドに臨む。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 ヒヤヒヤさせられながらも、森保ジャパンは見事にグループリーグで3連勝を飾ってベスト16へと進んだ。

 3試合とも1点差での勝利であり、負けてもおかしくない試合展開。とくに最初のトルクメニスタン戦とオマーン戦は、正直物足りない内容だった。それでも勝ち切った点は評価すべきなのだろうが、第3戦のウズベキスタン戦で見せたパフォーマンスのほうが明らかに上だったため、考えさせられる面が多々ある。相手はグループ最大のライバルだったし、日本はプレー精度がきわめて高く、素早く能動的なフットボールを披露した。

 いずれにせよ、チーム全体で掴んだ3連勝だ。スカッドが大いに成長を遂げ、上昇ムードに乗って決勝トーナメントに臨めるのは理想に近い形だろう。ポジションごとの競争も熾烈になっているし、信頼や自信が確固たるものになっていけば、さらにチームはスケールアップしていくはずだ。ノックアウトラウンドが実に楽しみである。

 
 あのロシア・ワールドカップからまだ半年しか経っていない。森保一監督による新政権はたしかにウルグアイやベネズエラといった強豪とのゲームを含め、4勝1分けとこの上ないスタートを切った。とはいえ、しょせんはフレンドリーマッチ。チームとしての完成度はお世辞にも高いとは言えなかったし、今大会もいくつかの疑念を抱いてのUAE入りだっただろう。おまけに中島翔哉、浅野拓磨、守田英正が怪我によって離脱し、3人もメンバーを入れ替える羽目となった。プランの再調整を迫られたのだ。

 それでも、森保監督は的確なマネジメントでチームを勝利に導いた。グループとしての成長に価値を見出して最優先し、その足場固めを徹底した印象を受けるし、グループリーグ3試合を上手く活用したと思う。生みの苦しみを味わいながら2連勝を遂げ、先発10人をチェンジする大胆策でウズベキスタンを撃破して一体感を高めた。一発勝負の決勝トーナメントに突入する前に、なにより手に入れたかった“収穫”ではないだろうか。
 最初2試合の苦戦は、ある程度予測できた。やはり中島の欠場が痛かった。

 森保ジャパンの攻撃は2列目のトリオ──中島、堂安律、南野拓実が肝で、その積極性と即興性がチーム全体に与えていた影響が大きい。攻撃的なスタイルを貫けたのも、中島が常にスイッチを入れて、瞬く間にエンジン全開の状態に持ち込めたから。彼の不在によって、堂安はまだ孤軍奮闘している印象だが、南野は明らかにプレーレベルが落ちており、どこか迷いも見られた。なによりシュート精度が下がっているのは気がかりである。

 浮き彫りになった課題はほかにもある。守備における中盤と最終ラインの連動性だ。

 テストマッチの段階からそこに不安を抱えているのは明らかだったが、敵のカウンターやマーキングに関して曖昧な部分が散見される。象徴的なのが、2試合連続で相手にPKを与えた点だ。トルクメニスタン戦の終盤にGK権田修一が相手選手を倒し、オマーン戦では長友佑都がエリア内でハンド。後者については主審のミスジャッジに助けられたものの(逆に原口元気へのファウルがPKとなったのはかなり微妙だった)、やはり守備の連携の乱れや詰めの甘さに起因している。ロシア・ワールドカップ時の日本には感じられなかった不安定さだ。

 
 そこに泣き所があるからか、オマーン戦の日本はどこか消極的で、2点目を目ざすよりも堅実な3ポイントの上積みを選択した。ただ、この戦い方なり切り替えの早さは、称えられて然るべき。悪いなら悪いなりに、結果を求めて選手たちがピッチ上で判断したのだから、やはり吉田麻也や長友、酒井宏樹らの経験値のなせる業だろう。勝利というなににも代えがたい良薬で、一歩も二歩も前進できたはずだ。
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