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娘2人を抱えたシングルマザーを救った「民泊」の意外な効用〜金欠フリーライター、民泊をはじめる(7)

yatta / PIXTA(ピクスタ)

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◆「民泊」で閉塞した家庭環境が変貌!?
 「私には娘二人いますが、幼いころからストーカーや痴漢に悩まされており、自宅の前で取っ組み合いになったこともありました。しかし、民泊を始めるようになってからはストーカーの姿が全く見えなくなりました」
 安田花江氏(仮名)が切り出した。2014年末に民泊事業を始めたとのことなので、筆者と同じく約三年半やっていたことになる。
「最近計算してみたら、今までに我が家で200人以上のお客さんを受け入れていたみたいですね。ただごめんなさいね。ストーカーの問題があり、娘にも顔を出さないでくれと懇願されているのでこういう形に取材になってしまうことを」
 安田一家は母親と娘二人の女三人の家族である。離婚によりシングルマザーとなったわけだが、そこにはまた色々な問題が発生する。
「女だけ三人の家族になるとね、よく女同士つまらないことでケンカするのよ。でもね、ゲストが来るとなったらそんなケンカするわけにもいかないじゃない。結果として母娘の仲もよくなったというね」
 たしかにその通りである。DVが日常だった筆者の実家に客人が来ることなどまずなかった。閉鎖された空間で世間には通用しない異常な環境がまかり通る。外から常に風が吹き込めば空気がいつも新鮮になるのは当然のことである。
 そして冒頭の「ストーカー被害」に戻る。
◆「複数の人」が訪れることでストーカー撃退
 「実は、私の娘の友達が、それぞれストーカーに殺されているのです。そして娘たち自身も家の前の取っ組み合いはもちろん、自転車で学校からの帰りにずっと追い回されたりして、命の危険を感じていました。ところが、民泊を始めたら“なんだあいつら、ガイジンの男とできやがったのか”と思ったのか知りませんが、とにかくストーカーの被害が皆無になりました。私からすると、民泊に反対する人は自分が何か悪いことをしたいから邪魔をしているとしか思えないのです」
 筆者は自著「貧困脱出マニュアル」で、「民泊はいいことしかない。“三方によし”どころか、少なくとも十五方によいではないか」と書いた。しかし、この「十五方」には安田が指摘した「家族円満」「ストーカー駆除」は入っていなかった。完全に筆者の間違いである。自らの不明を恥じ、この場を借りて深くお詫びする次第である。
「今は防犯も兼ねてホームステイ(※ホストが、住宅内に居住しながら住宅の一部の空き部屋や空きスペースを旅行者に貸し出す「家主居住型」。民泊新法ではこれと、「家主不在型」の2区分があり、それぞれに細かい規定がある)だけ受け入れる形にしています。でもね、この規定があまりにも現実にそぐわないのですよ。保健所によると、”ホームステイ“で許されるのは一泊千円以下で、にもかかわらず三食提供が義務で、ゲストがどこかへ行きたいと言ったら送迎しなければいけないというのです。そんなに一日三食作って送迎その他をできる体力や時間がある人ならよほどの金持ちで、そんな金持ちなら何かほかのことをするに決まっています。そう思いません?」
 個人ガイドでそこまでのサービスをすれば、万単位の日当がつくのが当たり前だろう。こんなことで、二年後に東京五輪が開けるはずがない。
 さらに安田は続ける。
「私は元々ファッション関係の仕事をしているのですが、先々週も韓国へ買い付けに行きました。これは韓国に限りませんけど、現地に行けば昔泊まってくれたゲストの方が案内してくれますし、仕事のはかどり方が全然違いますよ。英語の勉強になるのは言うまでもなく、民泊っていいことだらけですよ。ゲストは天使しかいません」
◆「空き家問題解決」にも民泊は役立つ
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