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大学生死亡事故の初公判 堺あおり運転殺人犯の真っ赤なウソ

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

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「ハイ、これで終わりや」

あおり運転の45歳内科医 警察官を“羽交い締め”の悪あがき

 その瞬間、あおり運転を続けた「殺人犯」は、まるでゲームを終えたように、こうつぶやいていた。

 昨年7月、大阪・堺市でバイクを運転中の男子大学生が乗用車にあおられ続け、追突され、転倒し、死亡した事件。きのう(15日)、大阪地裁堺支部で開かれた裁判員裁判の初公判で、殺人罪に問われた警備員の中村精寛被告(40)は「故意に追突させたわけではなく、腹を立てて追跡したことはありません」と、殺意を否認した。

 7月2日午後7時35分ごろ、堺市南区の府道で同市西区の大学4年の高田拓海さん(22=当時)運転の赤い大型バイクが、中村被告の乗用車を左後方から追い抜いた。これにキレた中村被告は約1キロ、時間にして約1分間にわたり、高田さんのバイクを執拗にあおり、前照灯をハイビームにしてパッシングを続け、クラクションをけたたましく鳴らし、別の車線に移動しても後を追い、急接近した。ドライブレコーダーには、身の危険を感じて逃げる高田さんのバイクを、加速し車線変更を繰り返しながら、他の車の間をすり抜けて追い回す中村被告の車が写っていた。

 車は時速約100キロに達し、一気に車間距離を詰めた後、ブレーキをかけ、2秒後、真後ろからぶつかり、その弾みでバイクは転倒し、ガードロープの支柱に激突。中村被告が運転席で「ハイ、これで終わりや」と、ひとりつぶやく様子がドライブレコーダーに残されていた。

「中村側は『ドラレコ』の一部分だけを証拠として取り上げ、殺人罪を成立させようとしていると訴えています。『終わりや』というのは、『バイクが転倒して終わった』としか捉えられないのに、中村被告は『これで自分の仕事や人生が終わった』という意味だと言い張っているのだから、詭弁もいいところです。車線変更にしても先に中村被告が追い越し車線に移り、高田さんが前に割り込んできたため、危険を感じてクラクションを鳴らしたと主張。『前方のバイクに気づき、あわててブレーキをかけたが、間に合わなかった』と弁明していますが、防犯カメラやドラレコの映像を解析したところ、車線変更後、しばらく経ってから中村被告の車が高田さんのバイクに追突していた」(捜査事情通)

 中村被告は事件当日の夕方、飲食店で同僚と酒を飲んでいた。検出量が酒気帯びの基準値に達しなかったため、立件は見送られたが、そもそもこの時点でハンドルを握る資格はなかった。

「拓海君は3人きょうだいの長男で、6歳ぐらいの時に両親が離婚し、女手ひとつで育てられ、お母さんには感謝しとった。家事から弟や妹の面倒までよう見とったわ。野球がうまくて高校では甲子園を目指しとったけど、肩を壊して断念し、マネジャーとしてチームを支えてた。息子が大好きなバイク関係の仕事に決まったいうて、お母さんも喜んどったのに。拓海君はお母さんが働いている介護施設でバイトしてて、2人が一緒になることもあったみたい。ホンマ、仲のいい親子やった」(近隣住民)

 弁護側は「自動車運転処罰法違反(過失致死)罪は成立するが、殺人罪には当たらない」と主張しているが、車が凶器と化す「あおり運転」は、いとも簡単に罪のない人の命を奪ってしまう。

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