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キムタクがドッキリ番組に“ダマされ役”で出演 スタッフを悩ますヤラセとガチの問題

木村拓哉

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 あのキムタクが“ドッキリ”のターゲット側になったことが話題となっている。

「何を演(や)ってもキムタク」と言われる悩みを吐露したキムタクに対し、〈キムタクも悩んでいたんだ!〉と同情する声があれば、〈あんなのヤラセ〉と吐き捨てる声も――。

「何をやってもヤラセ」と言われてしまう悩みを、作り手に話を聞いてみた。

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 今年1月2日、木村拓哉がいわゆる“ドッキリ”バラエティ「ニンゲン観察!モニタリング☆超豪華芸能人大集合!新春3時間SP!!」(TBS系)に出演した。

 キムタクは2つの企画に登場、1つは“もしも芸能人がいろんな職業になりきって突然現れたら…気づく? 気づかない?”の仕掛人(ダマし役)として、キムタクが美容師となって登場し、一般女性客のシャンプー中に本物の美容師と交代するというもの。

木村拓哉

 そしてもう1本は、後輩俳優である勝地涼が仕掛け人となり、「役者を辞めようか迷っている」と相談をしたらキムタクはどんな反応を見せるか、という企画だった。

「何が楽しいのか迷子になってしまって……役者を辞めようか、いま迷っていて……」とコボす勝地に対し、キムタクが答える。

「(自分なんか)しょっちゅうだよ。だって、やることなすことね、いろいろ叩かれるから。それに対しては『ああ、そういう意見もあるのか』とは思うけど。でも事実だしね、それも……」

 さらに「どんな役、演っても、普通になっちゃう」と嘆く勝地に対し、

「自分だって言われるもん。“何を演ったってキムタク”だって……」

 エゴサーチでもしているのか?と思われるほど、評価を気にするキムタクの本音が垣間見えたものだから、SNSでは〈キムタクの人間宣言〉とまで話題となったのだ。

あのキムタクがターゲット役

 民放プロデューサーもこの番組に少なからず驚いたという。

「今回、彼が出演したのは、1月18日公開の映画『マスカレード・ホテル』の宣伝のためです。勝地も出演者ですし、舞台は完成披露試写会の会場でした。別にキムタクに限った話ではありませんが、大物と言われる俳優がバラエティ番組に出演するなんて、宣伝以外にあり得ませんからね。それにキムタクは過去にも、この番組には何度か出演しています。ただし驚いたのは、今回のキムタクはターゲット、ダマされる側だったことです。あのキムタクも宣伝のためとはいえ、ダマされる側でドッキリに出るようになったのかと、しみじみ思いました」

 キムタクは過去に3回、この番組に出演している。

 2017年1月12日放送の“もしも、ドラマの撮影現場に芸能人が変装して潜入していたら出演者は…気づく?気づかない?”という企画では、仕掛け人として初めて登場した。3日後の15日からは、同局のドラマ「A LIFE〜愛しき人〜」が始まるタイミングだった。

 昨年(18年)8月16日放送の“もしも似ていると言われる芸能人になりきったら、相手は…気づく?気づかない?”では、彦摩呂になりきったブラマヨ小杉と行動を共にするキムタクという立ち位置だった。この時は8月24日公開の映画「検察側の罪人」が迫っていた。

 さらに3週間後の9月6日に放送された“もしも街頭インタビューのスタッフに芸能人が紛れていたら…気づく?気づかない?”には、同映画で共演した八嶋智人をターゲットに、仕掛け人としてキムタクが“音声”スタッフとしてマイクを持って登場した――。

「音声の仕掛け人としてキムタクが出演したときも、ヤラセと言われましたね。『ニンゲン観察バラエティ モニタリング』に限らず、『うわっ!ダマされた大賞』(日本テレビ系)や『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』(フジテレビ系)、昨年の『NHK紅白歌合戦』でもユーミン生登場のドッキリを仕掛けていましたが、最近ドッキリブームが再燃しているように思います。しかし、ドッキリで必ず言われるのが、ヤラセ疑惑です。ヤラセではなくガチで作っても、そう見られてしまうこともあり、正直言って、テレビマンとしては残念なところもあります。しかし大物ゲストの場合、ガチで撮るか、教えたほうが面白くなるかは、本当に悩みますよ」(同・民放プロデューサー)

宣伝効果はバッチリ

「ダマされた大賞」などのターゲットは、芸人やバラエティタレント、アナウンサーが中心だ。「モニタリング」は当初、一般人をダマす深夜番組であったが、芸能人が仕掛け人として出演するようになって視聴率もUPし、ゴールデンに進出した。番組が広く認知されるようになると、芸能人をターゲットにするようにもなった。

「それがウケれば、宣伝にも利用されるようになるわけです。芸人やバラエティタレントをターゲットにする場合は、ガチでダマすのが王道です。しかしターゲットによっては、教えたほうが面白くなることもあるわけです。相手が大物の場合は、そうせざるを得ないこともあります。番宣となれば尚更で、出演がNGになってしまっては元も子もありませんし、怒らせてしまうリスクが大きいので、本人の許諾が必要と考えるからです。マネージャーだって本人に確認をするでしょうから。だから番宣チーム内でのダマし演出ということにもなるわけです。今回のキムタクも、共演者である勝地にダマされましたからね」

「何を演やってもキムタクと言われる」ことを悩んでいる姿を流されたくなければ、放送させないという手だってあるのだ。ともあれ、ガチにせよ、ヤラセにしろ、キムタクが宣伝に必死であることは間違いない、というのは映画関係者である。

「仕掛け人としてもキムタクが『モニタリング』に出演するようになったのは、16年末にSMAPが解散してからのことです。解散の時にヒール役を背負い、それこそ何をやっても叩かれる状態となり、新番組や映画で失敗が許されなくなったことからの出演でしょう。実際、ドラマ『A LIFE〜愛しき人〜』では、平均視聴率14.5%、最終回には16.0%を叩き出していましたし、映画『検察側の罪人』も興収29億円と成功しています。ただドラマでは、共演した浅野忠信のほうが評価は高く、映画では“同じジャニーズの後輩・二宮和也のおかげ”とまで言われました。さらに今度の映画『マスカレード・ホテル』は、長澤まさみや小日向文世、濱田岳、笹野高史、生瀬勝久、松たか子、鶴見辰吾、渡部篤郎といったオールスターキャストと言っていいキャスティング。これで失敗ともなれば、“キムタクのせい”と言われかねませんから、彼も必死だと思います」

 ダマされてこれだけ話題になれば、宣伝効果はバッチリだ。むろん、そのパターンも繰り返せば飽きられてはしまうのだが……。キムタクは1月17日放送の「モニタリング」にも出演予定である。

週刊新潮WEB取材班

2019年1月16日 掲載

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