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ヤドカリのペニス、貝泥棒対策で長さ進化 研究

ヤドカリ(2013年9月6日撮影、資料写真)。(c)Jacques DEMARTHON / AFP

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【AFP=時事】大きさは物を言う──少なくとも、ある種のヤドカリにとっては事実だ。自分の家から出ないでセックスをするため、自分のペニスをより長く進化させてきたとみられるヤドカリたちのことだ。

 ヤドカリは貝殻(宿貝)の中に住んでいる。だが、生殖行為に気を取られている間、このすみかを他のヤドカリに奪われてしまう危険があるのだ。特に貝殻の中の構造を取り払うなど住みやすいように「リフォーム」してある場合、その脅威はずっと深刻だ。改築によって中の空洞が広く快適になるのはいいが、背中から殻が外れやすくもなってしまう。情熱的な行為の真っ最中ならなおさらだ。

 家泥棒の被害に遭いやすいヤドカリは「安心してセックスができるように」ペニスをより長く進化させていったのか、またヤドカリのペニスのサイズは家の大きさと果たして関係があるのかどうか、米ダートマス大学(Dartmouth College)生物科学部のマーク・ライドレ(Mark Laidre)助教は研究を始めた。

 ライドレ氏は16日、研究結果を英国王立協会(Royal Society)の科学誌「ロイヤルソサエティー・オープンサイエンス(Royal Society Open Science)」に発表し、そこで「公共(パブリック)財産とプライベートな局部」という説を提唱した。

 ライドレ氏の仮説は「理論的にはペニスが長ければ、体の他の部分はしっかりと自分の家を陣取りながらでも交尾相手と接触することが可能で、交尾中の横取りから財産を守ることができるはず」というもの。

 この説を検証するため、ライドレ氏は気の進まない作業に着手した。博物館にあった様々な種類のヤドカリ328標本について、ペニスの身体測定を行ったのだ。仮説通りならば、貝殻の内部を改造して広くしてあるヤドカリほどペニスは長いはずだ。

 結果はその通りだった。標本のヤドカリは宿貝の使い方により3つのグループに分かれた。第1グループはリフォームした貝殻に住むオカヤドカリの仲間、第2グループはリフォームしていない貝殻に住むヤドカリ、残りは大人になると殻を使わなくなるヤドカリで、体の大きさに対してペニスが最も大きかったのは第1グループだった。

 ライドレ氏はヤドカリのペニスの長さについて「その他すべての仮説はこの説にはかなわない」と自負している。

【翻訳編集】AFPBB News

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