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京王観光“キセル”の手口は「0円発券」

 1月10日に発売された「週刊文春」で明らかとなった、京王電鉄の100%子会社・京王観光の“キセル”(不正乗車)。京王観光の関係者が、その悪質な手口の詳細を明かした。

【写真】京王電鉄の紅村社長

「京王に限らず、大手旅行代理店には、『マルス』と言うJRの発券端末があります。そこでは、やむを得ない事情による払い戻しをいちいち行うのは煩雑なので、とりあえず無料で発券する、“0円発券”が可能です。

 今回の不正はこれを利用していました。0円発券を行い、乗ることが確定したら有料発券に切り替える“発行替え”をするのが通例ですが、それをしなければJR側の売上に計上されることはありません。例えば100人の団体ツアーなら、50人分はきちんと発券し、残りの50人分は0円発券で乗ってしまう。すると、50人のお客さんが支払った代金が丸々儲けになるというわけです。


HP上でも「お詫び」

 万が一、車掌に見とがめられた時に備えて、添乗員は必ず有効期限3カ月の『指定席回数券』を携えていた。“もしも”の時はそれを見せればいい。旅行代理店の立場を利用した周到かつ悪質な手口です」

 別の京王観光関係者によれば、大阪支店と大阪西支店でのこうした不正は15、16年前から行われていたという。

「大阪支店の元支店長は『きちんと確認しないJRが悪い』といった口ぶりで、部下に不正乗車を指示していたそうです。もちろん平然と手を染める社員ばかりではありませんでした。昨年6月の発覚も、ある社員が良心の呵責に耐えかねて同僚に相談したことがきっかけです。目先の利益にとらわれて指示を出した人間は、一体どう責任を取るつもりなのでしょうか」

 1月17日(木)発売の「週刊文春」では、独占スクープ第2弾として、京王観光の内部資料である、本件への問い合わせに対する“想定問答”の内容や、不正が行われていた当時の京王観光社長であり、現在京王電鉄トップである紅村康社長(60)への直撃取材についても詳しく報じる。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年1月24日号)

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