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クリスマスケーキやチキン、アメリカでは食べないって知ってた?

クリスマスケーキやチキン、アメリカでは食べないって知ってた?

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 今年もジングルベルが流れる季節がやってきました。読者の中にはもうクリスマスケーキの予約を済ませてある、という人もいるかもしれません。

 でも、みなさん知っていましたか? 実はアメリカにはクリスマスケーキを食べる文化がないってことを。

◆アップルパイにジンジャークッキーがクリスマスのド定番
 ニューヨークのロックフェラー・センターの見事なツリー、サンタクロースやトナカイのディスプレイが施されたショーウィンドウ。街のあちらこちらで見かけるクリスマスの飾り付け。
 しかしどこを探しても「クリスマスケーキ大売り出し」の言葉はアメリカで見当たりません。

 この時期になると、サンタクロースの格好をしてベルを鳴らす人の姿をスーパーマーケットの入り口前で見かけますが、これはチャリティ募金を募っているだけ。ケーキの大売り出しのためではないのです。

 その代わりにアップルやパンプキンなど季節の食材を使ったパイを焼くのが、アメリカのクリスマスのド定番です。筆者も慣れない手付きで何度パイを焼いたことか!

 また、アメリカのクリスマスにはクッキーを食べるという習慣もあります。

 有名なのはジンジャークッキー。“ブレッドマン”と呼ばれる人形や星型、ツリーの形をしたクッキーの表面にフロスティングしてあるのが特徴。

 この時期になると子どもと一緒にフロスティングを楽しめる「ジンジャークッキー・キット」も発売されます。日本でもAmazonなどのオンラインショップや輸入食品店で手に入るようですね。

◆アメリカでは笑われる?“クリスマス=ケンタッキー”文化
 日本でクリスマスといえば、フライドチキンやローストチキンなど鶏料理が定番ですよね。

 でも、アメリカでは七面鳥かハムの丸焼き(骨付きのハムの塊にフルーツや蜂蜜を使ったソースをかけて焼いたグレイズドハム)が主流。チキンを食べるという習慣はあまり聞いたことがありません。

 そもそも「クリスマス=チキン」は、七面鳥を手に入れることが難しい日本で生まれた独特の文化。

 日本KFCホールディングスが「クリスマスにはケンタッキー」という今も続くキャンペーンを70年代に始めたのが最初だそう。
 しかし、アメリカで日本の“KFCクリスマス文化”を語っても、まず信じてもらえないか、「冗談でしょ?」と大笑いされるのがオチです。

 日本では恋人がサンタクロースですが、アメリカでは家族がサンタクロース。親族が集まって美味しいものを食べ、子どもたちがサンタからたくさんのプレゼントをもらうハレの日です。

「そんな日にジャンクフードを食べるなんて信じられない!」というのがアメリカ人の気持ちなのでしょう。

◆七面鳥にうんざり?クリスマスはハムの丸焼きを食べる人急増
 アメリカでクリスマスに七面鳥を食べるのは、ヨーロッパから渡ってきたばかりで飢えに苦しんでいた移民に、先住民が穀物の栽培法を教えると共に七面鳥を分け与えたことがきっかけだと言われています。

 しかし、近年アメリカではクリスマスには七面鳥ではなくハムを食べる人が増えているそう。

 その理由は、ベジタリアンやビーガン以外はみんな七面鳥の丸焼きを食べる11月末の感謝祭、“ターキー(七面鳥)ホリデー”にあるのだとか。

 鶏の3倍はあろうかという巨大な七面鳥の丸焼きは、家族全員でがんばっても一晩で食べ切ることは不可能。その後1週間から10日は七面鳥を食べ続けなければなりません。

 そのため12月に入った頃には「もう七面鳥は見たくもない」というアメリカ人が急増! クリスマスには「脱七面鳥!」「代わりにハムの丸焼きを!」という文化が広まったようです 。

 ハムの丸焼きはもともと北欧を含むゲルマン民族のクリスマス食だったそうですから、まったく的外れな選択ではありませんしね。

Sources:日本KFCコーポレーション https://www.kfc.co.jp/qa/history.html

(※編集部注:名称、呼び方や習慣には地域・家庭などによって差が存在します。)

<文/アメリカ在住・橘エコ>

【橘エコ】
アメリカ在住のアラフォー。 出版社勤務を経て、2004年に渡米。
ゴシップ情報やアメリカ現地の様子を定点観測してはその実情を発信中。

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