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最長寿ドラマ「科捜研の女」に異変 沢口靖子演じる「マリコ」が仮面ライダー化?

沢口靖子

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 サスペンスドラマの人気シリーズ「科捜研の女」(テレビ朝日系)。現在放送しているのはSeason18で、スタートしたのは1999年のこと。「相棒」(Season17)よりも長く続く、現行の連続ドラマの中で一番の長寿シリーズだ。主役である京都府警・科学捜査研究所の法医研究員・榊マリコを演ずる沢口靖子(53)は何も変わりないようだが、意外なところに、ある異変が……。

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 何がおかしいかと言えば、毎週、繰り出されるサブタイトルだ。例えば、放送中のSeason18はこんな具合だ。

●File.1(10月18日放送)
殺人音楽隊/マリコVS殺人音楽隊 音程を外すと死を招くメロディ!?

●File.2(10月25日放送)
妻たちの殺人計画/家事の裏ワザで完全犯罪!? マリコVS妻たちの殺人計画

●File.3(11月8日放送)
土門刑事の女/マリコが嫉妬!? 美人容疑者の“1000倍吸水トリック”

●File.4(11月15日放送)
着ぐるみを殺した声/殺された着ぐるみ!? マリコVSパワハラ美女の絶叫鑑定

●File.5(11月22日放送)
フリマアプリの達人/凶器をフリマアプリで売る女!? マリコ決死の爆買い!!

●File.6(11月29日放送)
渡り蝶の秘密/飛行距離1200キロ!? 蝶が見た逃亡犯VS虫取り名人マリコ

●File.7(12月6日放送)
自給自足の達人/山ごもり美女の殺人ブログ!? セレブを襲う銃弾と人参

 File.1の「音程を外すと死を招く」とはマリコのことでではなく音痴で名高い沢口本人のことなのか、File.5の“マリコ決死の爆買い”とはどういう意味か、いつからマリコは「虫取り名人」になったのか(File.6)、様々な疑問が湧き出すサブタイトル。サスペンスドラマというよりも、ギャグなのかと思わせるサブタイトルがつけられるのである。

沢口靖子

 どういうつもりでつけているのか、テレ朝に訊いてみた。

「ラテ欄に掲載されるサブタイトルは、『科捜研』に限りませんが、プロデューサーが毎週、見てもらいたいという一心で考えています」(広報部)

 確かに「一体どういう内容なのか?」と興味は湧く。科捜研ファンに言わせると、サブタイトルが現在のようなギャグ路線(?)になったのは、Season16からという。

Season16からマリコに変化

「当初はラテ欄にも、“マリコ”の名が入ることはほとんどありませんでした。まだ知名度もそれほどなかった頃には、使おうとも思わなかったのでしょう。記念すべき第1回(99年10月21日放送)は、『声紋は語る!京都大文字の夜 謎の女が…』と、いかにもサスペンスドラマらしいサブタイトルで、こういった調子が続いていました。“マリコ”がサブタイトルに頻繁に登場するようになったのは16年のSeason16からだと思います」

 サブタイトルへの“マリコ頻出度"を調べるとSeason15まではワンクールで多くても3回。そしてSeason16では全17話中8回、Season17で全18話中16回と頻出するようになる。なかでもギャグ路線と思われるのが、以下のようなもの。

●Season16(16年11月24日放送)
掃除の達人/殺人現場を消す女!掃除の達人VSマリコの大根おろし

●Season16(17年3月2日放送)
地獄のバスツアー/マリコVSバスジャック犯!! 100均グッズで決死の鑑定

●Season17(17年10月19日放送)
グルメサイト殺人/衝撃スタート!緊縛マリコVS新人研究員の凍死実験!?

●Season17(17年11月月23日放送)
マリコの民泊/京都民泊おもてなし殺人!? マリコのお泊りグッズ鑑定

●Season17(18年2月22日放送)
御法度殺人/幕末から来た殺人犯 マリコVSダンダラ模様の羽織の謎

●Season17(18年3月1日放送)
見当たり捜査の鬼/マリコVS顔面記憶男 逃亡犯500人を暴く謎のラーメン

 マリコVS●●●の連発である。「東映まんがまつり」じゃあるまいに、仮面ライダーVSショッカーみたい。変身したのか?マリコ。

「Season16から毎週、マリコにコスプレと言いますか、様々な格好をさせる“衝撃のワンカット”がつけられるようになり、それにともないタイトルも遊び心が生まれたように思います。あの沢口さんが金髪ヅラを被ったり、新撰組のコスプレをしたり、スペシャル版ではシャーロックホームズになったこともありましたね。SNSではそちらも話題になっています」(前出のファン)

 沢口は、のちに長澤まさみ(31)やドラマ「義母と娘のブルース」(TBS系列)の上白石萌歌(18)を輩出した東宝シンデレラオーディション、それも1984年の第1回グランプリを受賞して芸能界入りした。翌年には朝ドラ「澪つくし」(NHK)のヒロインに抜擢され、毎年発売される「東宝カレンダー」の表紙こそ長澤に譲ったものの、99年から現在まで1月は彼女の定位置で、東宝の秘蔵っ子である。

 その彼女を、ライバル東映の太秦撮影所(東映京都撮影所)で、20年近く撮り続けているのも大したものだが、コスプレまでさせるとは……。ちなみに、今期も担当するテレビ朝日の藤崎絵三(かいぞう)プロデューサーが、このドラマに関わるようになったのはSeason16からだ。芸能記者は言う。

「前クールで放送されていた、藤崎さんが手がけた『遺留捜査』の最終回には、沢口をゲスト出演もさせていましたね。思い切ったことをやる人だと思います。やはり現行ドラマの最長シリーズで、しかも視聴率は2ケタを取っている安定感がなせるワザでしょう。昨年、前シリーズが始まるときでしたが、沢口は“マリコのワンカット”についても『私としてはお菓子を作るときに使うバニラエッセンスのような“風味づけ”と捉えています。今回もストーリーに沿っているのであれば、「科捜研の女」の“バニラエッセンスの一滴”として、いろいろなワンカットに挑戦したいと思います」と語っていました。決して演技派とは言われない沢口ですが、それでもこれだけシリーズが続くのは、彼女がどんな設定でも真面目に演じる真面目で素直なところが画面からにじみ出ていることもあるのでしょう」

 東宝の秘蔵っ子ではあるものの、映画にはほとんど出ない沢口。彼女を拝めるのは、このシリーズだけと言ってもいいほどだ。

「53歳とは思えないほど若くて綺麗なのは変わりません。沢口さんは番組が始まった頃の髪型はパーマでしたが、いまのショートストレートも似合いますよね。最近は少し茶髪になっていたりしますし、鼻の下のホクロもSeason14あたりから薄くなり、今は完全に取れています。そうした変化を楽しめるのも『科捜研』の魅力です」(前出のファン)

 今期は3カ月で終わってしまうのがちょっと残念――。

週刊新潮WEB取材班

2018年12月13日 掲載

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