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紀平梨花が“本気”にさせたロシア スルツカヤ氏が断言「これはもう本物の戦いよ」

シニア1年目のファイナル制覇を達成した紀平梨花【写真:Getty Images】

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スルツカヤ氏が紀平を絶賛「彼女の参戦でフィギュアを見るのが面白くなった」

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルで初優勝を飾った紀平梨花(関大KFSC)。シニア1年目の戴冠は世界を驚かせたが、大国ロシアの女子フィギュア界のレジェンドはGPファイナルを総括し、「彼女のシニア参戦でフィギュアスケートを見るのがとても面白くなった」と紀平を絶賛。「そう、これはもう本物の戦いよ」とロシアを“本気”にさせる存在と認めている。

 GPファイナルを振り返り、紀平に絶賛の声を上げたのは02年ソルトレイクシティ五輪銀、06年トリノ五輪銅と2大会連続メダリストのイリーナ・スルツカヤ氏だった。世界選手権で2度優勝したロシアのレジェンドは、母国スポーツ紙「スポルトエクスプレス」のインタビューに応えている。

 まずはフィギュア界の今後について。驚異の14歳アレクサンドラ・トルソワ(ロシア)ら4回転ジャンプを武器にする選手か、4回転はなくともミスなくクリーンに滑る選手か、どちらに未来があるかを聞かれると、こう語っている。

「彼女らのお互いの結果がそれぞれに刺激になって成長を助けるから、それを言うのは難しいわ。そして何かしかの決断をする必要がある。その技術的なレベルにとどまるか、何か新しいことを習得するか。今のところは2つの4回転ジャンプがクラシックなエレメンツをミスなしで滑り切ることに負けたということ」

 ジュニア女子フリーでトルソワが4回転ジャンプを2度着氷するも、ミスなしでクリーンに滑り切ったアリョーナ・コストルナヤ(ロシア)に軍配が上がったことを例に挙げ回答。さらに紀平の名前を出し、こう続けた。

「3回転ルッツと3回転ループの連続ジャンプは2005年に跳ばれて、今も跳ばれている。しかし、キヒラは新しいスタンダードを課した。(3回転―3回転の連続ジャンプなどをもってして)自分のプログラムをミスなしできれいに滑っても、いずれにしろキヒラに届かない。つまり他に道はないのです。新しい何かを考え出すのが必要不可欠。それか後ろでとどまっているか」

出現を歓迎する2つの理由「そう、これはもう本物の戦いよ」

 長らく続いた3回転―3回転の連続ジャンプが基準の時代に3回転アクセルをショートプログラム(SP)とフリーで3本跳ぶ紀平が新しい時代を呼び込んだと指摘。さらに「キヒラは今季4戦目でザギトワと同じくらいの構成点を獲得しましたね」とインタビューアーに聞かれ、スルツカヤ氏は手放しで賛辞を送っている。

「では、こうしましょう。もしリカ・キヒラがすべてのエレメンツをうまくやると、多くの人より高いレベルにある。キヒラは素晴らしい、シンプルに素晴らしい。彼女はGPシリーズ2勝を挙げてファイナルに進出し、バンクーバーで素晴らしい滑りを見せた」

 さらに「多くの人より高い? すべての人より高いではなくて?」と聞き返されると「私は今のところ、まだそのような評価は与えないでしょう。しかし、キヒラはとても多くの人たちより高いレベルにいる」と分析。紀平がまだ頂点にいるわけではないが、とても高いレベルにあると指摘した。

「彼女のシニア参戦によって1つは、フィギュアスケートを見るのがとても面白くなった。2つ目に我々ロシアの女子スケーターたちにとても相応しいライバルが現れたと言えます。キヒラは彼女たちを神経質にさせるし、彼女たちは付加的な重圧と責任を背負うようになります。そう、これはもう本物の戦いよ」

 日本の16歳がフィギュア界を面白くさせ、自国のスケーターたちの成長の刺激となると2つの理由を挙げて出現を歓迎。紀平が女子を席巻するロシアとの「本物の戦い」に号砲を鳴らしたと認めていた。(THE ANSWER編集部)

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