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年間2万4000杯を売り上げた「ビールの売り子の驚きの営業術」 プロ野球場の金字塔を打ち立てた

年間2万4000杯を売り上げた「ビールの売り子の驚きの営業術」

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大学時代にプロ野球場で生ビール年間2万4000杯を売り上げる販売記録を打ち立て、そのキュートなルックスから“可愛い過ぎるビールの売り子”として球場の人気者となったほのかさん。

現在はモデル・タレントに転身。もちろん、彼女のナンバーワン売り子としての実力は、“可愛さ”だけで打ち立てられたものではないはず。そこで、ビール販売の記録を打ち立てたセールスマーケティングの真髄を学ぶべく、ほのかさんを直撃! 

そもそもほのかさんがビールの売り子になりたいと思ったのは、テレビで“美人すぎる売り子”、おのののかさんを知ったことがきっかけだそうだ。

「ちょっと変わった接客業をしてみたいな、と思っていたタイミングで、これだ! と」とほのかさんは言う。

このアルバイトを得るためには“オーディション”を通過する必要があったとか。このとき、150人の応募から合格したのは30人というから、なかなかの高倍率だ。

合格者には、爽やか系やセクシー系、ヤンキー系、体育会系…と、さまざまなタイプが揃っていたというから、その基準は必ずしも見た目の“可愛さ”ではなかったようだ。面接では、運動やバイトの経験、体力、人付き合いについて聞かれたという。

売上の仕組み

ほのかさんがアルバイトをしていた野球場では、ビールの売り子の労働時間は、試合開始から7回裏までか、ナイターの場合は21時まで。売り子それぞれの販売数は、終了後にバックヤードでお金とカップの数を照らし合わせることから導き出していたという。

「風でお金やカップが飛んでしまうこともあるんですが、カップの数とお金がズレていると、カップ1個700円がバイト代から引かれてしまう。カップは命! と失くさないように必死でしたね(笑)」(ほのかさん。以下、「」同)

アルバイト料は、基本給2600円にビールを売り上げが1杯30円で加算される形。ただし、360杯を売り上げると、1杯50円に変わる。つまり、360杯を達成すると、その日の収入は2万600円以上となる。

日本野球機構によると、ほのかさんがバイトを経験した2016年の平均試合時間は、3時間17分。3時間で2万円以上とは、確かにバイトとしておいしい。といっても、タンクは1個でビール16杯分なので、最低23回は取り替えなくてはならない。満杯のビールタンクは約12〜16kgだから、かなりの体力仕事だ。

ちなみに、売り上げ順1位から7位までは次の試合で自身の順位を示した腕章を与えられる。ほのかさんはこれを励みに、この年はほとんどの試合で働いたそうだ。

担当エリアで売り子の必須能力は異なる

ビールの販売数は、持ち場に影響される部分も大きい。といっても持ち場は自分で選べるわけではなく、入ってすぐにチェッカーと呼ばれる職種の人から指定をされるのだという。1ヶ月間、様子を見て、マッチングしていると判断されれば、そのままそこが1年間の持ち場となり、3名1組でそのエリアを担当する。

担当エリアによって求められる能力は異なり、例えばアウェーのチームを応援する3塁側では、新規客に物怖じしないコミュニケーション能力が必要。

一方、価格が安い外野席は、10代から20代の若い世代がほとんどで、販売数が伸びづらい。そのため、重いタンクを担ぎ続ける体力が欠かせない。ここにオーディションでバラエティ豊富な人材を採用している理由を伺わせる。

ほのかさんがアサインされたのは、1塁側のシーズンシートだった。ここに座るのは、経済的に余裕がある30代から50代の常連客がほとんど。リピーターになってもらえれば、周囲への振る舞い酒としてビールを10杯以上も購入し、売り上げに貢献してくれるような客もいたという。

さらにシーズンシートは、ビールタンクの補給所が近く、階段もほかよりも緩やか。このように恵まれたエリアだったが、他の担当者は常に販売数1、2位を競うアラフォーとアラサーのベテラン。つまり、新人がこのエリアを持ち場とするには、2人に引けを取らない売り上げを上げる必要があった。

年間2万4000杯を達成した営業術

大学生のほのかさんは、30代から50代の男性の心をがっちり掴んで、ビール販売の記録を打ち立てた。“モテ売りの法則”と題して、そのメソッドを紹介しよう!

【モテ売り法則1】名前で呼んで心を掴む

常連客たちに自身のリピーターとなってもらうため、まずほのかさんはビールを買ってくれた客に名前を聞き、バイト終了後にお客さんの名前と特徴をスマートフォンにメモ。次にその人を球場で見かけたときには、名前を呼んで、声をかけるように徹底したという。

「あるとき、常連のお客さんたちが、私のインスタグラムアカウントを見つけて、名前で呼んでくださったんです。嬉しいな、と私自身が感じたので、お客さんも名前で呼んだら、私と同じように嬉しく感じるのかも、と思って」

これは、デキる営業なら誰もが行なっていることかもしれない。とはいえ、バイト仲間でそんなことをしているのは、意外とほのかさんくらいだったとか。「周囲の子には『真面目だねー』なんて言われました」と話す。

いきなり100杯

【モテ売り法則2】揺れ髪で顧客の目を引く

また、ある日、「男は揺れるものが好きだ」と男性客にアドバイスされたことから、ほのかさんは髪型をポニーテールにしてみた。すると、いきなり100杯以上もビールの販売数が伸びたのだとか!

「それまで髪型は気分でバラバラでした。でも、キャップをかぶるので、髪を下ろしていると、顔も暗く見えちゃうんですよね。先輩にも『パッとわかる目印を作ったほうがいい』と言われていたのですが、髪型をポニーテールに限ることでその効果も得られたかと思います」

【モテ売り法則3】ギャップに萌えさせる

片ひざをついてビールをサーブしていたほのかさんは、あるときからひざが汚れないように、地面につくひざにだけサポーターをするようになった。おじさんたちは、膝をついてビールを注いでくれるというその懸命な姿に萌えたのかもしれない。

それに、そうした“人と違う何か”は、顧客にとって声をかける絶好のネタになる。“サポーターのお姉さん”と呼ばれることもあったという。

【モテ売り法則4】嗅覚でも感じさせる

女子らしい身だしなみと営業テクを両立したアイテムが、香水だ。放っておくと、体がビールくさくなってしまうことから、ほのかさんは釣銭を入れるポーチに香水の小瓶を入れ、タイミングをみてはこれを匂い消しに使っていた。

「真っ直ぐ前を向いて、試合を観戦しているお客さんは、ビールを売りに目の前を通っても、気づいてくださらないこともあります。でも、香水をつけていると、通り過ぎた後に『あれ?』と香りで気づいてくださるんです」

こうした工夫を重ねたことで、いつの間にか球場にほのかさんファンが大量発生。その結果、ほのかさんは無事、このエリアの担当を獲得し、早々に売り上げ1位を連続して取得するようになったそうだ。

売り子経験からほのかが学んだことは?

女子ばかり、全部で100人ほどのバイト仲間の中には、ほのかさんの成功をやっかむ人もいなかったわけではない。

面と向かって「顔がいいから」「エリアがいいから」と言い放たれたことも、ヒソヒソと陰口をささやかれたこともあった。私なら面と向かって喧嘩を売っちゃうところだけれど、ほのかさんレベルのモテ女子は違う対応を…。

【モテ売り法則5】やっかみは黙ってスルー

そういうときは“影を薄くする”ように努めた、とほのかさんは言う。「毎回、泣きたい気分になりましたが、怖いから衝突は避けたくて。目立つと攻撃されるのはわかっていたので、休憩時間に話す声を小さくしたりしていました」

そう、できない人の無駄なやっかみはスルーする。下手に刺激してトラブルなど起こされたら売り上げにもひびく。相手にしないのが一番なのだ。

同じエリアを担当するベテラン女性たちは、「後10杯で○×に抜かれちゃうから、頑張りな!」と、叱咤激励してくれる仲だったことが不幸中の幸いだった。「そもそもバイトそのものは楽しかったし、負けるのは嫌でした」と、ほのかさんは言う。

そんな苦楽あったバイト経験で「学んだことは何か」、最後にほのかさんに尋ねた。

「笑顔の大切さ、ですね。調子が悪い、元気がない、不機嫌…そんな顔をしていると、ビールは売れないんです。たとえ最初は振りでも、笑顔で働いているとそのうち、本当に楽しい気分になります。笑顔はいいことにつながっている、と実感しました」

つらいこともあったのに、総括は「笑顔がいちばん!」とは。おじさんでなくても、参りました!

ほのか
モデル、タレント。1996年3月23日生まれ、神奈川県出身。地元の野球場で人気の売り子として有名になり、「可愛すぎるビールの売り子」として2016年5月に芸能界デビュー。現在は、青年誌のグラビアやバラエティ番組への出演を中心に、映画『普通は走り出す』(渡辺紘文監督)やドラマにも出演するなど、活躍の場を広げている。また、FM Yokohama 「God Bless Saturday」に出演中。

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