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「自分自身に嫌気がさした」2度の戦線離脱、己と戦った鷹・内川の2018年

今シーズンを振り返ったソフトバンク・内川聖一【写真提供:DAZN「Home of Baseball」】

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王手から14打席もかかった2000本安打達成

 DAZNではオフの新番組「Home of Baseball」の配信を2日から開始。「プロ野球シーズンレビュー」では、今シーズンに様々な記録を打ち立てた選手が、2018年を振り返るインタビューを配信している。打者編では、5月9日の西武戦(メットライフドーム)で史上51人目の2000本安打を達成したソフトバンク・内川聖一内野手にインタビュー。日本一、名球会入りと輝かしいシーズンを送った内川だが、今年の自らのパフォーマンスについて、決して満足してはいなかった。

 内川は、個人としての2018年を「個人的なことだけ言わせてもらうと、シーズンも迷惑をかけることの方が多かったです。結果が出なくて迷惑をかける分には、僕が一生懸命頑張れば済むことなんですが、やっぱり、チームの輪の中にいられなかったというのは正直一番心残りではあります」と振り返った。

 確かに、今シーズンは打撃でも体調面でも苦しんだ。6月に右膝痛などで、8月には疲労性の体調不良で離脱。結局、そのままレギュラーシーズンを終え、復帰したのはクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージからだった。

「ケガをすること自体が、僕自身の責任になりますので……。ケガをしてはいけないっていう責任を果たせなかったことに関しては申し訳なかったなと思いますし、自分自身に嫌気がさした時期もありましたし、正直、何やってんだという気持ちになった時期もありましたね」という。主将もつとめ、生え抜きではないにもかかわらず、チームの精神的支柱ともなっている内川。チームとしては最高の結果だったが、その中心にいたとは言い難い。本人としても、フラストレーションがたまるシーズンだったことがうかがえる。

 従って、今シーズンの内川は、相手チームと戦うというより、自分の内なる戦いがほとんどを占めていたという。「ほぼ自分と戦ってたような感じでしたね。今年は特に、2000本(安打)という大きな数字もありましたんで、僕個人的に言えば2000本に早く到達し、本当にチームの為に戦える環境を作りたいと思っていました」。大台まで残り25本からスタートした今シーズン、内川は自分の数字をめぐる騒がしさから早く解放され、チームを引っ張ることに専念したかったのだ。

 しかし、5月5日のオリックス戦で1999本目の安打を放って以降、3試合14打席無安打と苦しんだ。度重なる離脱もあり、今シーズンは71試合、281打数68安打の打率.242、8本塁打、30打点という成績。決して本来の力を発揮したとは言い難い。「2000本(安打)まで行くところでやっぱりつまづきましたし、そのつまづきっていうのが結果的に最後まで響いてしまったという気持ちはありますね」と、自らのパフォーマンスに対して厳しい評価を下した。

 だからこそ、2000本安打を達成した時も、嬉しさよりホッとしたという気持ちの方が強かったという。「本当に嬉しかったのは達成した瞬間だけですね。残り25本という現実的な数字のなかで始まりましたんで、ゴールというか目標の到達点が現実的に見えてる分、そこにいくまでの道のりがすごく遠いいような感覚になってしまったっていうのがありました」。

 2008年に右打者として最高の.378、189安打を放った内川でさえ、想像以上の重圧と戦わなければ、金字塔は打ち立てられなかった。「去年100本ちょっとのところからスタートしましたが、勢いというか、そのぐらいの数字でスタートして、気がついたら100本打ってました……っていう状況の方が、精神的には楽だったかな」。順調に安打を積み上げてきた男が、初めて味わう“産みの苦しみ”だった。(Full-Count編集部)

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