戻る


ショートカット「Ctrl+Alt+Del」の歴史



コンピューターを再起動したりタスクマネージャーを呼び出したりするために使われるショートカットの「Ctrl+Alt+Del」は、Windowsが誕生する以前から存在します。「Ctrl+Alt+DelでWindowsにログインするのはミスだった」と、Microsoftの創業者であるビル・ゲイツ氏が語るほど一部で不評を買うショートカットですが、その歴史をGreat Big Storyが振り返っています。

The History Behind Ctrl+Alt+Del - YouTube

これは1981年にIBMが発表した「IBM PC」。



それまで作られてきたコンピューターの中でも「最も先進的なものだった」というIBM PCですが、同じ時期に登場した「コンピューターが停止してしまった際に使うショートカット」について、開発者の話を聞きながら振り返るというのがこのムービー。



その「コンピューターが停止してしまった際に使うショートカット」というのは、「Ctrl」



「Alt」



「Del」を同時に押す、「Ctrl+Alt+Del」ショートカットです。



というわけで登場したのは、1980年代にIBMでエンジニアとして活躍したDavid Bradley氏。「Ctrl+Alt+Del」について語るには、1980年までさかのぼる必要があるそうです。



当時、IBMでエンジニアとして働いていたBradley氏の仕事は、IBM製PC用の基本的な入出力システムを構築することでした。



Bradley氏はエリートが集まるエンジニアとデザイナーのチームで働いていましたが、IBM製PCの開発はすべてがスムーズに進んだわけではないそうです。



Bradley氏は当時を振り返りながら、「我々は常にプログラムを動作させていましたが、このプログラムが誤作動を起こすと、システムそのものの電源を落とす以外に対処法がありませんでした」と語ります。





しかし、システムは5〜10分に1度はバグを起こして停止してしまっていたそうです。



そのため、チームはPCを再起動させるためのショートカットが必要と感じるようになったとのこと。



「議論の末、PCにリセットボタンを付けるという案が浮上しました。しかし、システム上にこのようなボタンを配置してしまえば、間違ってボタンを押してすべてのデータが消えてしまうという危険が生まれることとなります」



「そこで、我々は3つのキーを使ってPCを再起動する、という代替案を思い浮かびます。そして、これはもちろん間違って押してしまわないような組み合わせとなっていました」



そうしてBradley氏により考案されたのが、「Ctrl」と……



「Alt」というキーボードの左側にある2つのキーと……



2つのキーからは離れた右端に配置されている「Del」キーを同時に押すというショートカットでした。



こうして誕生したのが「Ctrl+Alt+Del」というショートカット。このショートカットにより、起動中のあらゆるプログラムを削除してPCを再起動することが可能になりました。



この「Ctrl+Alt+Del」ショートカットはあらゆる種類のテストをすっ飛ばし……



いくつか問題はあったものの、当時は大した問題にはならなかったため製品化されることとなります。当時を振り返りながらBradley氏は「私が修正しなければいけない問題リスト100の中で、上から17番目あたりに『Ctrl+Alt+Del』ショートカットがあったよ」と語り、当時の修正すべき最優先事項ではなかったため、そのまま実装されることになったことを明かしています。



結局「Ctrl+Alt+Del」ショートカットは開発ツールとして構築され、プログラマーはこの機能をアプリケーションに組み込み始め……



そのままリリースされます。



その後何年もの間、「Ctrl+Alt+Del」ショートカットは大きな問題を起こすことなくひっそりと使われ続け、IBMのPCは20周年を迎えることとなります。



すると、「Ctrl+Alt+Del」が文化的なアイコンへと変身します。



「Ctrl+Alt+Del」ショートカットがコンピューティングの歴史に与えた影響は大きいですが、Bradley氏は自身が大きな貢献をしたとは考えていないそうです。「私はIBMで多くの仕事を行いましたが、皆が覚えているのは『Ctrl+Alt+Del』ショートカットばかりです」「『Ctrl+Alt+Del』は、私が仕事の中でとても成功したプロダクトに携わったということを意味し、私はそのことをとても誇りに思っています」とBradley氏は語っています。

原文リンク

本站帖子來源於互聯網,轉載不代表認可其真實性,亦不代表本站觀點!
關於本站| 官方微博| 私たちの関心網| よくある問題| 意見反饋|copyright 私たちの関心網