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【MLB】ヤ軍セベリーノの球種はやはりバレていた!? 米メディア徹底分析で“欠点”指摘

ヤンキースのルイス・セベリーノ【写真:AP】

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シーズン後半戦から球種が読まれていた可能性、その“原因”となった仕草とは…

 ヤンキースのルイス・セベリーノ投手は今季、エースとしての立場を確立した。圧倒的な投球でサイ・ヤング賞への期待も高まっていた前半戦に比べ、後半戦は不安定な投球が目立つようになったものの、レギュラーシーズンは32試合登板で19勝8敗、防御率3.39という好成績をマーク。一発勝負のワイルドカードゲームもアスレチックス相手に4回2安打7奪三振4四球の好投で勝利に貢献した。

 しかし、レッドソックスとの地区シリーズ第3戦では3回7安打6失点と炎上。レッドソックスの選手の様子から、球種を読まれていたことが原因ではないかという声が米国内で上がっている。しかも、プレーオフよりもっと前から、セベリーノの球種は相手にバレていた可能性もあるというのだ。後半戦の不調の原因になっていたとしたら、来季開幕までに改善する必要が出てくる。

 米スポーツメディア「ジ・アスレチック」は「プレーオフでセベリーノの投げる球種が読まれていたという映像の証拠がある。そして、それはプレーオフよりだいぶ前から読まれていた」とのタイトルで特集を掲載した。実際に、ヤンキースのアーロン・ブーン監督もシーズン後半戦からセベリーノは球種を読まれていたと考えており、「時々そういう状況もあったと思う。彼はうまく修正したが、不意にそれが起きてしまうことが時折あったと思う。今年のオフに、それが起きる可能性を摘み取ることにより一層取り組んでいくつもりだ」と話したという。

 セベリーノの前半戦と後半戦の成績の違いは明らかだ。オールスターに選出された前半戦は20試合先発で14勝2敗、防御率2.31という好成績だったが、後半戦は12試合で5勝6敗、防御率5.57と著しく悪化。確かに、本人の不調というだけでは片付けられない違いがある。

 レッドソックスとの地区シリーズ第3戦では、あるシーンが注目を集めた。2回にホルトが打席に入った場面。セベリーノが投球モーションに入ってから、ブラッドリーJrがベッツに対して「ファストボール。ファストボール」と呟いていたのだ。これをテレビ中継局が捉えており、セベリーノは実際に速球を投げ込んだ。つまり、レッドソックス打線は投げるまでに球種が分かっていたことになる。

投球に入る前の明らかな違いにレッドソックスの選手は注目か

「ジ・アスレチック」は、いったいどの動きからレッドソックスの選手たちが球種を読んでいたのかを徹底的に解析。記事では「(中継の)カメラの焦点がベンチにいるブラッドリーJrとベッツに向けられ、そこからセベリーノが投球する場面に戻っている。ここで重要なのがタイミングだ。セベリーノの手からボールがリリースされるほんの数秒前に、ブラッドリーJrは『ファストボール、ファストボール』とつぶやいているかのように見える」としている。つまり、「球種が読まれていたと思われる場面はボールがリリースされる以前で、投球(モーション)の真っ最中というわけではない」というのだ。

 さらには、「我々が捉えた第二のヒントは、シチュエーションだ」とも紹介。ホルトとの対戦の場面では走者二塁で、直球4球、チェンジアップ1球を投げたことに言及しつつ、直球を投げる場面に注目して「セベリーノは二塁走者を(顔を向けて)確認し、そこから一瞬、気持ちを落ち着かせるかのように三塁を見つめている。そこから続けて、打者の方に顔を向け、ボールを放っている。ホームプレートに完全に顔を向ける前にそこで一息ついてしまったことで、彼は墓穴を掘ってしまった」と指摘した。チェンジアップの時とは明らかに違いがあるとしている。

 チェンジアップを投げる時は、二塁走者に顔を向けて注意してから、素早く顔をホーム方向に向けて投げているというのだ。「彼は三塁方向に目を向けるために、一旦静止することは全くしていない」「セベリーノが三塁へ目を向けるまさに同じタイミングで、ブラッドリーJrは『ファストボール』と言っているのである」。三塁を見るか、見ないか。レッドソックスの選手たちはここに注目していた可能性がある。

 記事では、地区シリーズ第3戦とワイルドカードゲームを含めた過去5度の登板で検証したところ、走者が二塁という特定の場面では89%の投球を予測できたと言及。レッドソックスに球種を見破られた可能性がある「さらに細かい原因」として、「セットポジションの時には、セベリーノは直球を投げるときは変化球を投げるときよりもグローブを構える位置がわずかに高い」ことにも触れ、その“証拠写真“も掲載している。

 ヤンキースのエースに浮上したまさかの“欠点”。この分析が正解かは分からないが、ブーン監督が話す通り、来季までに原因を解明して改善をする必要はありそうだ。(Full-Count編集部)

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