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夫の風俗通いは許すべき? 38歳主婦の悩み

夫の風俗通いは許すべき? 38歳主婦の悩み

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― 連載「佐藤優のインテリジェンス人生相談」―
“外務省のラスプーチン”と呼ばれた諜報のプロが、その経験をもとに、読者の悩みに答える!

◆夫の定期入れに風俗店の名刺が入っていました
★相談者★ シリアルママ(ペンネーム) 主婦 女性 38歳

 夫の定期入れのなかに、風俗店の名刺のようなものが入っているのを発見してしまいました。こっそり見たら、キャバクラの類いではなく明らかにピンク系でした。「気持ちよかった(ハート)」「次はいつ会えるかなぁ?(ハート)」みたいな手書きのメッセージが書かれていて、怒りを通り越して嫌悪感を感じました。

 でも、ママ友に話すと「風俗ぐらい許してあげたら?」という人が多いんです。夫が風俗に行っていないと思っていたときは「男は風俗ぐらい行くよね」などと話していましたが、実際に行ってるのがわかると感じるものが違います。

 佐藤さんはやっぱり風俗にご理解があるのでしょうか? 私は見なかったふりをしてこのまま過ごしたほうがいいでしょうか?

◆佐藤優の回答

 一番重要なのは、あなたの気持ちです。ママ友の中には、夫とはセックスレスでベッドも別々、夫がそばに寄ってくるのも気持ち悪いという人もいると思います。そういう人ならば夫の風俗通いについて無頓着でしょう。結婚というのは特定の人と同居、セックス、家計の共有を含む特別の関係に入るということです。複数の人と性交渉をしたいならば、結婚しなければいいと思います。作家の五木寛之氏が、早稲田大学文化構想学部の学生との議論で、男と女の関係について興味深いことを言っています。

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 その小説家の思想が、どうしても作品の中の女性像に反映してきますね。

 僕ら昭和一桁世代はものすごく古いんです。女性に対しての感覚も、ものすごく古い。これはもう、どうしようもなく世代的に備わっているものなので、そこを乗り越えていこうと常に努力はしていますけども、やっぱり世代的限界はあります。例えば、奥さんに「おーい、お茶ぁ」なんて言うのは失礼だという意見も、言われてみて初めて、そうかなと思うようではね(笑)。

 もっとも敗戦後に、さっき言ったようにソ連兵からおよそ人間とは思えないくらいひどい目に遭わされた女性たちを間近に見てきたので、女性は男より間違いなく強いと思っています。僕は昔、『燃える秋』や『朱鷺の墓』という小説で、時代を生き抜く強い女性を書いてきました。でも、男性と女性の間の深くて暗い谷間というのは、これはなくならないと思いますね。階級闘争ではないけど、男と女の間には基本的に大きな争いがある。女はたくましくて、男はだらしない、というのが僕の根本的な確信です。

(『七〇歳年下の君たちへ』179〜180頁)

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 夫の風俗通いというのも、「男性と女性の間の深くて暗い谷間」だと思います。機会を見つけて、夫にこう言ってみるといいと思います。

「今から私が話すことについて、弁解する必要はないわよ。この前、あなたの定期入れから風俗店の名刺が出てきたの。どう見てもピンクサロン系ね。私はこういうの嫌なの。そこで『SPA!』のインテリジェンス人生相談に手紙を書いたら採用されて、佐藤優さんがこんな回答をしているの」

 そう言って、SPA!を見せるといいでしょう。その上で、「よく読んでおいてね」と言って、この話題は切り上げればいいと思います。

 こんな投稿するくらいまで、あなたを追い詰めていたと、事態の深刻さを夫は認識すると思います。風俗通いで、裏切りに対する抵抗感が薄れた人は、機会があると不倫に走る可能性があります。そうなると、もはやあなたは看過できないでしょう。結婚というのは、男女間の重要な契約であるとともに、それは神さまに対する約束でもあるわけです。性欲によって、妻を悲しませるようなことがあってはならないと私は思っています。まずは事態の深刻度を夫に理解させることです。

★今週の教訓……風俗に通う男は不倫に走る可能性があります

【佐藤優】
’60年生まれ。’85年に同志社大学大学院神学研究科を修了し、外務省入省。在英、在ロ大使館に勤務後、本省国際情報局分析第一課で主任分析官として活躍。’02年に背任容疑で逮捕。『国家の罠』『「ズルさ」のすすめ』『人生の極意』など著書多数

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