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山形の墓石会社が“ピザ窯”を製造、「サイドビジネス?」と話題に 背景に市場の縮小も…

ピザ窯のチラシ(ナイガイ提供)

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 9月23日はお彼岸の中日です。お墓参りをする人も多い時期ですが、ネット上では「墓石を販売する会社が、石製のピザ窯を製造・販売している」と話題になっています。「おうちで気軽に本格ピザが楽しめる」として、30万〜40万円で組み立てから設置まで行ってくれるもので、「石窯オーブンあこがれる」「ノウハウを生かそうとした結果のサイドビジネス?」「ピザ窯を墓標にしてもよいかも」などの声が上がっています。

墓石製造の技術が役立った

 石製のピザ窯を製造・販売しているのは、ナイガイ(山形市)です。墓石の製造・販売や墓石材卸売り、石工事の設計施工など「石」に関する商品サービス全般を提供しています。

 製造・販売しているピザ窯は2段式と1段式の2種類で、価格は2段式が39万5000円、1段式が31万5000円(いずれも税込み)です。オプションとして基礎台座が3万6000円、設置費は2万5000円〜で、メンテナンスもしてくれます。

 営業グループ長の半田学さんに、石製のピザ窯を製造・販売することになった背景を聞きました。

Q.最近の墓石市場はいかがですか。

半田さん「近年は、後継者の不在や人口の流動性の高まりなどにより、先祖代々の墓を新たに建てる人が減少する傾向にあります。そうしたことから、墓石市場も縮小しています」

Q.墓石市場の縮小が、ピザ窯を製造・販売する理由ですか。

半田さん「はい。自社で製造から卸し、小売り、施工まで一貫して行ってきたノウハウを他に生かせないかと考え、社内でアイデアを募り、検討を重ねる中で製品化した一つが、この石製ピザ窯です。企画商品で新たな事業と呼ぶにふさわしいほどの予算は取っていませんが」

Q.いつから販売しているのですか。

半田さん「10年ほど前からです。今回、ツイッターで話題になったチラシは、その時に制作したものです」

Q.どこで販売しているのですか。

半田さん「チラシを出した当時は、山形県内での販売を想定し、山形店(山形市)と天童店(天童市)の2店舗で受注していました。現在、天童店は閉店しており、山形店も2018年3月からは『終活設計NAIGAI』と店名を変更して受注しています」

Q.窯の組み立ては、誰がどのように行うのですか。

半田さん「通常、自社の墓石の施工をしているメンバーが、ピザ窯を組み立てて設置しています。墓石を施工する技術の範囲内であるため、既存の技術で応用できます。墓石の加工との違いは、最後の『研磨』工程がないところです」

Q.どれだけ販売したのですか。

半田さん「店舗のある山形県内を中心にチラシを配布しましたが、今のところ、販売実績は微々たるものです」

Q.ピザ窯は「大谷石仕様」とありますが、墓石は御影石が多いと聞きます。窯を制作するために新たに取り寄せているのですか。

半田さん「はい。大谷石を使う場合は取り寄せになります。要望次第で、他の耐火性の高い国産石材を使う場合もあります」

Q.今後、どのようにしてピザ窯を売り込みますか。

半田さん「ツイッターで拡散した投稿の内容を読むと、さまざまなところに需要がありそうだと感じました。今後は、自社のサイトやSNSでPRを積極的に行っていきたいと思います。また、石窯のデリバリーと施工について、東日本エリアではお取引先の石材店様を通じて、施工まで対応できるようにしていきたいと考えています」

 SNS上では「自分の墓で親族がピザを焼いて喜ぶなんてロックな光景が見られるなら、これもアリだな!」という声もあります。さすがにピザ窯が墓標と一体になることは難しそうですが、今後も、墓石を製造する技術を生かした新たなサービスが誕生するかもしれません。

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