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知らないと恥ずかしい「ビジネス横文字」16選 コンセンサス、フィジビリ、KPI…

えっ? そんなことも知らないの?

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◆〜柳谷智宣の「デジタル四方山話」第15回〜

「今日のアジェンダにコミット(メント)するのはいいんだけど、コンセンサス取れてるの? コンプラ(イアンス)大丈夫? エビデンスあればいいけどね」なんて感じで、ビジネスシーンでカタカナを連発するのは、意識が高すぎてちょっと恥ずかしいと思う人もいるだろう。

 しかし、こういったものは業界や企業ごとに常識というか基準が異なるもの。異業種の人と話しているときに、言葉の意味がわからず「コンプラってなんですか?」などと聞くわけにもいかないだろう。そこで今回は、自分で進んで使う必要はまったくないが、意味は理解しておきたいビジネスで頻出する単語、いわゆるビジネス横文字をおさらいしておこう。すべて、実際に筆者がビジネスの現場で耳にした単語だ。

◆コミット、エビデンス、スケール…カタカナ7選

 まず冒頭に出てきたカタカナの意味は下記になる。

コミット(メント)
約束という意味で、「結果にコミットする」で必ず達成するという意味で使われる。

コンセンサス
同意、合意という意味で、「コンセンサスを得ておく」は日本風言い回しでは「根回し済み」となる。

コンプラ(イアンス)
遵守するという意味。企業コンプライアンスという切り口で、法令遵守や企業倫理として使われる。

エビデンス
証拠という意味。「その説明エビデンスあるの?」とかはちょっと恥ずかしい。また、「その依頼受けるならエビデンス残しておけよ」という場合は、記録とか証言といった意味合いになる。

 要するに、「今日の議題をクリアすることはできるけど、根回しは済んでるの? もちろん合法だよね? その裏付け資料用意しておいたほうがいいよ」という意味となる。

 このほかにも、本来の用途ではなかったり、複数の意味があって、勘違いしかねない単語をチェックしておきたい。

インバウンド
外から中に入るという意味で、観光業界では外国人観光客という意味になるが、ビジネスでは電話を受けたり、SNSなどで情報を発信して消費者の興味を集めることという意味もある。

スケール
メモリ、規模、縮尺という意味。本来は大きくするという意味というわけではないのだが、ビジネス現場ではベンチャー企業の規模が大きくなることを「スケールする」と言う。

デフォルト
何もしないという意味から、金融業界では債務不履行という意味、スポーツでは権利を放棄(リタイア)する意味、コンピュータ業界では初期設定という意味になる。

 これらの使い方としては、「弊社は顧客にアプローチしてもらう販売戦略が基本で、規模を拡大してきました」は、「弊社はインバウンドマーケティングがデフォ(ルト)で、スケールしてきました」となる。

◆KPI、KGI、ERP、SFA…略語7選

 さらに、こうしたカタカナとともに頻出するのが頭文字を取った略語だ。

KPI:Key Performance Indicator
重要経営指標という意味。ビジネスの目標を達成するために必要な数値のこと。例えば、ホームページのリニューアルをして、問い合わせを増やしたいなら、ページビューを増やす必要があるのでKPIにする、という感じだ。

KGI:Key Goal Indicator
重要目標達成指標という意味。上記の例でいう、目標となる問い合わせ数のこと。

PDCA(サイクル):Plan Do Check Act cycle
計画(Plan)して実行(Do)して評価(Check)して改善(Act)するサイクルという意味。「PDCAを高速で回していこう」というと、どんどん業務を進めて駄目な所は改善してまた動いてチェックしていこう、という意味になる。

ERP:Enterprise Resources Planning
経営資産計画というよりは基幹系情報業務システムという意味。企業がメインで使うITシステムと考えていいだろう。

CRM:Customer Relationship Managemant
顧客関係管理という意味。企業の顧客と中長期でいい関係を築くための経営手法。SFAに似ているが、営業担当というよりは顧客を中心に管理するのが特徴。

SFA:Sales Force Automation
営業支援システムという意味。営業担当の行動を記録し、効率化することで売上を向上させるためのシステムとなる。世界一のSFAはセールスフォース・ドットコム。

3M:
使うと恥ずかしい単語の一つ。人(Man)物(Material)金(Money)、人(Man)機械(Machine)材料(Material)、無駄(むだ)斑(むら)無理(むり)と業界やシチュエーションによっていろいろあるためだ。

◆筆者も知らなかったビジネス横文字は?

 ちなみに、かつて筆者がインタビュー時に意味がわからず、耳にして思わず聞き返してしまったのが「フィジビリ」。逆に、筆者は当たり前に使っていたのに、ふとした会話で意識高すぎると知り合いに笑われたのが「ローンチ」だ。

フィジビリ(ティスタディ):Feasibility Study
実行可能性調査という意味。事業の可能性を調査することで、「まずはフィジビリでやってみよう」と使われる。試験導入と理解してもOK。

ローンチ:Launch
サービスを立ち上げたり、公開したりすること。「今は鋭意開発中で、12月にローンチします」のように使う。

 いかがだろうか?

 いずれにしろ、これらの単語を使っている人にいちいち突っ込みを入れないように。他業界では笑い話でも、関連業界では常識で、「知らないの?」とドン引きされる可能性もある。もちろん、覚えてい自分も使ってもいいが、自己研鑽として意味を覚えるだけでいい。

 なお、以下は今回の選に漏れた単語。もし、耳にしたことがあるのに意味があやふやなら、ネットで検索してチェックしておくことをオススメする。

イノベーション/ナレッジ/ネゴ(シエーション)/キュレーション/アサイン/コンバージョン/バッファ/メンター/サマリー/ステークホルダー/バジェット/アウトソーシング/グロースハック/フィックス/シュリンク/ペンディング/シナジー/コモディティ/プライオリティ/スキーム/インプレッション/コアコンピタンス/セグメント/ブレスト/ABC分析/ARPU/MTG/BtoB/BtoC/BtoBtoC/OtoO/IoT/ICT/VR/MR/AR/SR/XR/RPA/BI/SEO/UX <文/柳谷智宣>

【柳谷智宣】
お酒を毎晩飲むため、朝出勤する会社勤めが無理ということで20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープンし、国内外5店舗を展開。2年前には海底熟成ウイスキーを扱う「トゥールビヨン」を立ち上げた

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