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象印が高級炊飯器で南部鉄器をやめた!? IHでかまど炊きを再現する『炎舞炊き』の実力は

【ヒット確実な新製品の「試してわかった」をレポート】

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プロの目利きたちがいち早くハンズオン! ヒット確実な気になる製品の試してわかったことをすべて教えます。

新開発のヒーターと内釜が激しい対流を生み、かまど炊きのごはんを再現



日本の伝統工芸である南部鉄器を内釜に採用した象印マホービンの『南部鉄器 極め羽釜』は、2011年に大きなインパクトを持って登場。以来、そのおいしさは高く評価され続け、高級炊飯器ブランドとして確たる地位を築いてきた。ところが2018年に登場した新モデル「炎舞炊き」は、なんと南部鉄器を使わないもの。代わりに採用したのが、かまど炊き本来の激しい炎のゆらぎを再現する3つのIHヒーターだ。



象印マホービン

炎舞炊き NW-KA10

実勢価格:12万880円

【SPEC】

本体サイズ:W275×D345×H235mm

本体質量:8.5kg

炊飯容量:0.09〜1.0L(5.5合炊き)

炊飯時消費電力:1240W

1回あたりの炊飯時消費電力量:154Wh

炊き分け:7通りの炊き分け圧力(1.0〜1.3気圧)

保温:極め保温(40時間)/高め保温/保温なし

Front

Top

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Handle

かまど炊きの加熱方法に近づけることで食感やおいしさがさらに進化



『南部鉄器 極め羽釜』といえば、高級炊飯器の一大ブランドとして確たる地位を築いていたが、登場から7年、象印マホービンはまさかの南部鉄器を使わない新モデルを発表した。この大転換は意外だったが、それはすなわち、それを凌ぐ製品が完成したということだろう。

新モデル『炎舞炊き』最大の特徴は、かまど炊きのような激しい炎のゆらぎを再現した点、そして従来の4倍の火力で加熱できる点だ。

そもそも昔ながらのかまどは、高火力の炎が不規則にゆらぐことで、釜内に温度ムラが生まれて激しい対流が起こり、米1粒1粒に熱を与えて甘味を引き出す。新モデルには、この激しいゆらぎを再現するため、独立制御された3つの底IHヒーターが搭載された。ローテーションしながら部分的に集中加熱することで、かまどの炎のゆらぎを再現するというわけだ。

しかも火力も大幅にアップし、単位面積あたりの電力は『南部鉄器 極め羽釜』が約3W/㎠、昔ながらのかまどが約6W/㎠であるのに対し、『炎舞炊き』は約12.5W/㎠。つまり、かまど炊きを超える火力で加熱できることになる。

おいしさは『南部鉄器 極め羽釜』をどれほど超えるのか。実際に両モデルで白米を炊き比べてみたところ、どちらもとてもおいしいが、『炎舞炊き』のほうがふっくら粒立っていて、口に入れたときに弾力を感じる。

さらに噛んだときの甘みも強く、ごはんに関しては好みも大きいものの、確かに進化していると実感した。好みといえば、食感を好みに合わせてきめ細かく炊き分けられるのも特徴だ。「しゃっきり」「もちもち」など、いろいろ炊いてみたところ、食感も味もかなり異なり、わが家では「しゃっきり」の支持率が高かった。

新しい機能ではないものの、料理や好みに合わせて炊き分けられると、食の楽しみも広がる。40時間までおいしく保温できる機能も引き続き備えているが、当然ながら炊きたてのごはんのおいしさには敵わない。

そしてかねてから言われてきた、「南部鉄器 極め羽釜はおいしいけれど、重いのが難点」という問題も、このたび解消。新モデルも決して軽いわけではないが、使用頻度が高い炊飯器だけに、扱いやすくなったのはありがたい。

3つのIHヒーターが激しい炎のゆらぎを再現



従来の『南部鉄器 極め羽釜』はIHヒーターを底に1つ設置し、釜全体を均一に加熱していたが、新モデルの『炎舞炊き』には、独立制御できる底IHヒーターを3つ搭載。部分的に集中加熱することで激しい対流が生まれ、米1粒1粒に高温の熱を伝えられるようになったという。この方式は、昔ながらのかまどの炎が不規則にゆらいでいることに着目し、再現したもの。実際に炊飯の様子をサーモグラフィーカメラで見てみると、沸騰工程で高温部分が絶えず動き、揺らいでいる様子が確認できた。





「南部鉄器」から鉄を仕込んだ「豪炎かまど釜」へ







内釜は、100%鉄を使用した「南部鉄器」から、アルミとステンレスの間に鉄素材を仕込んだ熱伝導の高い「豪炎かまど釜」に変更。底からしっかり対流が起こせる形状で、玄米と白米を2層に敷いて炊いた実験でも、炎舞炊きのほうが下から上へと大きく撹拌されていた。

左) 炎舞炊き

右) 南部鉄器

左) 炎舞炊き

右) 南部鉄器

最大121通りに炊き分けられる「わが家炊き」



圧力センサーと0.05気圧ごとに制御を行う圧力チューナーが、釜内にかける圧力を自動で調整するため、しゃっきりからもちもちまで、細かく炊き分けられるのも特徴。「わが家炊き」機能を使えば、家庭の好みに合わせて最大121通りの食感から自動調整してくれる。













お手入れや取り扱いが格段に楽に!!



「南部鉄器 極め羽釜」は高級炊飯器として高い人気を誇っていたが、唯一の弱点ともいえるのが、内釜の扱いづらさだ。鉄製であるがゆえに釜の質量は約1.8kgと重く、広口の羽釜形状が持ちにくいため、洗ったり持ち運んだりするのが大変だった。しかし「炎舞炊き」は、アルミ、ステンレスを採り入れたことで、約1.2kgまで軽量化され、形状も一般的に。洗うパーツが3つだけと少ないのは「南部鉄器 極め羽釜」と変わらないが、いずれも一回り小さく軽くなっており、格段に扱いやすく感じた。また本体も、トップパネル、内側ともにフラットで汚れを拭き取りやすく、お手入れ性にも配慮されている。

炎舞炊き

南部鉄器





※『デジモノステーション』2018年10月号より抜粋。

関連サイト



炎舞炊き NW-KA10

text田中真紀子

photo下城英悟(GREEN HOUSE)

原文リンク

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