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超難関大への現役合格に強い高校トップ100

難関大学への現役合格に強い高校・中高一貫校ランキング

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現役で東大・京大・国公立大学医学部に合格した比率が最も高かったのは、兵庫にある私立・灘高校だ(写真:purezo / PIXTA)

大学合格実績は高校や中高一貫校選びに欠かせないデータだ。同じ偏差値の学校だったら、大学合格実績が高い学校を選ぶのが一般的である。特に東大合格者が出る影響は大きい。偏差値の低い学校だったら、お買い得との見方になり、関心が高まる。最難関の東大に合格者を送り出せるとなれば、それは学校の教育力と評価される。子どもが志望する大学・学部にも合格させてくれるのではとの期待が高まる。

難関大というと、東大、京大が頭に浮かぶ。最近は京大の人気が高まっており、東大と対照的な動向になっている。京大の近畿圏2府4県からの合格者占有率(2府4県の合格者数合計÷都道府県総合格者数×100)を、2008年と2018年で比較すると、55.9%から50.8%へ下がっている。それだけ近畿以外からの合格者が増えていることになる。東京都からの合格者占有率も、2008年の3.7%から2018年は7.3%へと、ほぼ倍増。埼玉、千葉、神奈川県でも増えており、合計すると12%を超えている。

大手予備校によると、昔のように東大に偏差値が足りないから京大に、という考えはないという。そうした受験生は一橋大や東京工業大を目指す。首都圏でも初めから京大を狙う受験生が増えている。この傾向は2012年から顕著になってきた。

京大は近畿圏外からの入学者が増えている

2011年の東日本大震災を受け、首都圏でも被害が出て、水や食料が売り切れたり、計画停電が行われたりして、受験生は勉強どころではなくなった。翌年の大学入学後も、勉強できないかもしれない不安から、京大を目指す傾向が強まった。さらに、山中伸弥教授のノーベル賞受賞なども追い風になり、首都圏で京都大人気が高まっていったと見られる。

一方、東大は首都圏の1都3県からの合格者占有率を見ると、この10年で43.2%から55.9%へ上がっており、関東ローカル化が進んでいる。東大に地方からの合格者が増えない理由としては、経済的な問題も大きいと見られる。東京の物価が高く、4年間学生生活を送るのに、親にとって仕送りが厳しいこともある。

また、理系では、東大より地元の国公立大医学部を目指す受験生も多い。東大だけではないが、難関大の理工系では、大学院に進学するのが当たり前になってきている。大学院も含めて6年間大学に通うなら、卒業後の収入の安定や社会的な地位の高さ、苦しんでいる人を助けたいとの気持ちから、医師を目指す受験生が増えている。

トップ進学校では理系の生徒が増えているものの、「“理系”が増えているというより“医系”が増えている」と、地方のトップ私立進学校の進路指導教諭は言う。西日本を中心に最難関学部の医学部人気はますます高まっている。

また浪人生が多いのも医学部の特徴だ。国公立大医学部志望者にスベリ止めはないと言われる。私立大医学部の6年間の学費平均は、約3200万円にもなり、払える家庭は限られる。国公立大は350万円だから、差はあまりにも大きい。浪人して予備校へ通ったとしても、国公立大医学部に進学したほうが安上がりということだ。

大学合格実績もさまざまなデータがある。合格者数が多い、現役合格者数が多い、難関大への合格者数が多い、などさまざまだ。どれが正しいというものではなく、いろいろな角度から見ることが大切になってくる。そこでここでは、最難関大、最難関学部への現役進学者が多い学校はどこかを調べてみた。

トップの灘高は東大70人、京大25人進学

東大と京大、国公立大医学部(東大・理、京大・医学部医学科除く48校、防衛医科大は含まない)の現役合格者合計の占有率(合格者合計÷全日制卒業生数×100)を高い順に並べたのが「東大・京大・国公立大医学部に強い学校」ランキングだ。卒業生50人以上の学校で作成した。同率で順位が異なるのは、小数点第2位以下の差になる。

トップはの53.9%だ。つまり、卒業生の半数以上が東大、京大、国公立大医学部に合格していることになる。内訳を見ると、東大に70人合格し、うち理が11人、京大に25人で、うち医学部医学科が14人、国公立大医学部が23人の計118人だった。国公立大医学部に、東大理、京大医(医学科)を含めると48人になり、卒業生の22%にも上る。

2位は僅差で、筑波大附駒場となった。現役合格者の占有率は53.7%で、内訳は東大が80人で、うち理が15人、京大はゼロ、国公立大医学部は7人の計87人だった。圧倒的に東大合格者が多い。今年、理の合格者は卒業生を含めて17人となり、初の理合格者数トップに立った。

3位は女子校トップとなった桜蔭で37.7%。内訳は東大59人で、うち理が6人、京大は3人で、うち医学部医学科が1人、国公立大医学部は25人の計87人だった。女子は男子よりも現役志向が強いが、全合格者113人に占める現役合格者の割合は77%だった。

東大合格者数175人で37年連続トップの開成は、5位の36.4%である。東大の現役合格者数は116人でこちらもトップだ。理は8人が現役で合格している。京大は5人で、うち医学部医学科は1人だった。国公立大医学部は24人。合格者合計で145人とトップだが、卒業生数も多いため5位になっている。

国公立大医学部合格者132人で11年連続トップの東海は11位。東大17人で、うち理は2人、京大24人、うち医学部医学科2人、国公立大医学部はトップの79人で、計120人となり、合格者数は開成に次ぐ2位である。

18位の北嶺は22.8%だが、卒業生が123人と少ない。東大9人で、うち理1人、京大2人、国公立大医学部17人の計28人。国公立大医学部のうち、地元の北海道大が5人、札幌医科大が9人と、ほとんどが地元の大学に合格している。

東大合格を蹴って海外大へ進学

結果を見ると、圧倒的に中高一貫校が強い。しかも男女別学校が上位を占めている。その中で公立高校トップになったのが、16位の北野(大阪府立)。京大合格者は84人で、1984年以来34年ぶりに合格者数トップに立った。東大6人、京大は61人で現役合格者数もトップ、国公立大医学部8人の計75人だった。進学に力を入れる文理学科を設けてから、北野の躍進は始まっている。

公立高は現役合格者が少ないと言われ、“高校3年間プラス浪人1年で4年制”とも言われていたが、最近は現役合格者が増えている。


公立高だけを見ると、北野に次ぐのは、32位で京大に強い堀川(京都市立)。35位の日比谷(東京都立)は今年、東大合格者が48人で、48年ぶりに合格者数トップ10入りを果たした。現役生でも33人合格だ。42位の天王寺(大阪府立)は京大への合格者が多い。44位の旭丘(愛知県立)45位の新潟(新潟県立)、48位の札幌南(北海道)、49位の膳所(滋賀県立)の順である。いずれも都道府県トップの進学高だあり、どこの地域でも公立高改革に乗り出し、進学向上に力を入れている。日比谷も進学指導重点校に指定され、合格実績が伸びている。

中等教育学校も出てくる。これは比較的新しい学校の種類だ。6年一貫教育で、中学に当たるのが前期、高校に当たるのが後期となる。後期での生徒募集はない。トップは23位の海陽。トヨタ自動車、JR東海、中部電力などが設立し、全寮制の学校である。次いで53位の小石川、59位の中央の順となった。

このように見てくると、やはり各校の実績も、東大に強い、京大に強い、国公立大医学部に強いなど、地域によって変わってくることが分かる。もっとも、こういった難関大、医学部に合格しても、入学しない受験生は少なからずいる。東大の現役合格者のうち、12人が入学していない。理や理に合格しても、慶應義塾大学の医学部に進学する場合があるため、と見られる。最近では東大を蹴って、海外の大学に進学する受験生も出てきているという。進学にもグローバル化の波が押し寄せているようだ。



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