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【戸塚啓コラム】日本代表がサプライズを起こすために不可欠なピース

 開幕4日目にして、すでに3つの驚きが生まれている。アルゼンチン、ドイツ、ブラジルが、初戦で勝点3を取り逃したのだ。アルゼンチンはアイスランドと、ブラジルはスイスと引き分け、ドイツはメキシコに屈した。

 アルゼンチンは勝つチャンスがあった。1対1で迎えた後半18分にPKを獲得したが、スコアは動かない。後半はハーフコートどころかクォーターコートマッチとでも言うべき展開だったが、2点目を奪うことができなかった。

 W杯初出場のアイスランドがつかんだ勝点1は、GKハルドルソンの活躍なしには有り得なかった。メッシのPKを阻止しただけでなく、死角から襲ってきたクロスを弾き出したセーブもあった。ワクを襲ってきたシュートばかりではなかったが、この34歳の守護神の存在はアルゼンチンの攻撃陣にプレッシャーとなっただろう。

 メキシコのドイツ撃破も、守護神オチョアが支えとなった。GKとしては珍しい「13」を着けた彼は、トニ・クロースの直接FKを弾き出すなどしてゴールにカギをかけた。

 スイスにはヤン・ゾマーがいた。ボルシアMGでプレーするこの29歳は、ハルドルソンのように分かりやすいビッグセーブはしていない。それでも、最少失点に止めることに力を注いだのは紛れもない事実だ。
 
 振り返れば4年前のブラジルW杯でも、GKに後押しされた躍進があった。ケイロル・ナバスを擁したコスタリカだ。
 
 同じことは日本にも言える。10年大会のベスト16入りで、ディフェンスの支えとなったのは中澤佑二と田中マルクス闘莉王の両CBである。彼らに加えて川島も、堅守速攻のスタイルを成立させた。

 今大会の日本はどうだろう。

 19日のコロンビア戦のスタメンは、おそらく川島になる。ガーナ戦とスイス戦のパフォーマンスは、必ずしも周囲を納得させるものではない。現状では不安を抱かせるものの、W杯では、それも初戦では、通常とは違う種類の重圧と緊張に襲われる。不要なリスクは避けたい。過去2度のW杯で正GKを務めてきた背番号1の先発起用が妥当だ。
 
 W杯のような大会には、「流れ」がある。ひとつのサプライズがきっかけとなり、大きなうねりが起こることがある。

 アイスランドやメキシコの奮闘は、日本の選手たちに勇気を与えるものだ。他でもない選手自身が「自分たちもできる」と思わなければ、サプライズは起こせない。

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