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なぜ「サッカーボール」と言えば白黒のあのデザインが思い浮かぶのか?



ほとんどの人が思い描く「サッカーボール」のイメージは、五角形と六角形の組み合わせで作られる白×黒デザインのはず。実際には多種多様なデザインのあるサッカーボールを、なぜ多くの人が白黒のイメージで描くのかという知られざるいきさつについて、Voxがワールドカップの歴史からひも解いています。

How TV gave us the classic soccer ball - YouTube

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「サッカーボールを描いてください」と求められると……



たいていの人は、あのデザインのボールを描きます。



サッカーボールと言えば、この白黒デザイン。



これは「Telstar」と呼ばれるデザイン。1970年のFIFAワールドカップ・メキシコ大会から使用されることになりました。



その後、21世紀になっても典型的なサッカーボールのアイコンであり続けるTelstarは、テレビ放送によって世界中に普及することになりました。



Telstar登場前の、1966年に行われたFIFAワールドカップ・イングランド大会。



この大会から、ワールドカップのテレビ中継がスタートしました。



地元イングランドのBBCを始め、アメリカのテレビ局も世界最大のスポーツイベントを連日放映。



5大陸で放映されたワールドカップを、4億人の人が視聴したそうです。



イングランド大会の白黒映像の様子。「ボールはどこ?」と誰もが感じたはず。



カラーにすると、ボールが茶色であることが分かります。



イングランド大会までのサッカーボールは、バレーボールのようなデザインで色は茶色。茶色のサッカーボールはテレビ映像では見づらいという欠点がありました。



この教訓を生かしてボールのデザインに大幅な変更が加えられたメキシコ大会の映像。



あの典型的なサッカーボールにデザインが一新されました。



1970年メキシコ大会(左)と1966年イングランド大会(右)の映像を比較すると、ボールの位置の分かりやすさの違いは一目瞭然。



特に、白黒映像ではその差は歴然。当時、主流だったのは白黒放送で、Telstarの分かりやすさはテレビ中継を見る多くの人を喜ばせました。



Telstarは黒色の五角形と白色の六角形を組み合わせたデザイン。



Telstarデザインは、従来のサッカーボールよりも「真球」に近いという特長がありました。



この特徴から、ボールが選手の想定通りの軌道を描くと、観客・視聴者だけでなく選手からも評判が良かったそうです。



こうして、Telstarがサッカーボールの典型的なデザインになると、その後もさまざまなデザインのボールが登場しました。Telstarと同じく白・黒ベースのデザイン。



ベースの白色に、カラーの模様が入るもの。



複雑な模様は、より真球に近づけるための複雑な縫い目が影響しています。



さまざまなサッカーボールデザインが現れた今でも……



やはり、人々の思い描くサッカーボールはTelstarです。



Telstar登場から50年近くたった2018年のFIFAワールドカップ・ロシア大会。



どことなくTelstarを思わせるボールデザイン。



白地にモザイク調のマークがあしらわれています。



2018年ロシア大会のボールは「Telstar 18」と名付けられた、Telstarをオマージュしたデザイン。



ボールの生地はTelstarよりもはるかに複雑な形状で、真球に近づける改良が重ねられています。



2018年現在でも、やはりサッカーボールといえば白黒のこのデザインがしっくりくるようです。

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