戻る


大阪北部地震、通信網を利用する際の注意点


地震直後の京都・二条駅の様子(写真:ロイター/共同)

6月18日の7時58分ごろに発生した大阪北部地震は、最大で震度6弱を記録する大きな揺れを記録した。

ライフラインに関しては、午前10時20分までに停電はすべて解消している。一部で水道管のトラブルも出ているが、大規模な断水は起きていないという。ガスに関しては、大阪の高槻市、茨木市で安全装置が働き供給が遮断されているものの、大きな混乱は生じていないと報道されている。

しかし、断続的に余震が続いている。今後、火災の発生や余震による被害の拡大といった可能性もあり、気を抜けない状況だ。そこで本記事では2016年の熊本地震の際に注目を浴びた「安否確認」に関して、"通信網の使い方"という観点で今一度、復習をしておきたい。

熊本地震の教訓を活かした?

震度7を記録し大きな被害をもたらした熊本地震の際には、スマートフォン向け無料通話サービスを提供している企業(LINEおよび楽天Viber)が、電話回線へと接続する機能を無償解放。それにより、通話回線の輻輳が助長されるという問題が起きた。

東日本大震災をはじめ、熊本地震などでも音声回線がつながりにくい状況が発生し、繰り返し「緊急時以外には使わないよう」に、通信会社からの情報発信があった。固定回線、携帯電話回線ともに、接続できる数に上限があるためだ。

今回はLINEやViberの外部回線への接続無料化などのアナウンスは出ていない。前回の教訓を活かしたということだろうが、無料化されていないとうだけで、電話回線への発信を行えば同じ事が起きる。

震災時、通常の音声電話が繋がりにくいときには「LINEやFacebook Messenger、Skype、Viberなどを使えば、音声での連絡も取りやすい」と考えている人も多いだろう。

確かに、これらは音声回線ではなくデータ通信回線を用いるため、一面では正しい。しかし、LINEやSkypeから通常の電話番号へと発信した場合には、最終的には被災地側の音声回線に接続されることになる。そのため、被災地の混乱が収まるまでは控えるべきだ。

ではデータ通信回線を用いた音声通話どうしであれば問題ないのだろうか。この場合、緊急通報などへの影響が小さいため、さほど大きな混乱には至らないと考えられる。

しかし、電車が止まって駅などに多くの人が滞留している場合などは、データ通信の環境も悪くなっている可能性があるので、繋がりにくくなる場合もある。

可能な限りデータ通信の容量を使わない連絡方法を

現地では、被災者が自宅周辺の状況などを確認したり、メールなどで連絡を取り合おうとしている場合もあるはずだ。ここは可能な限りデータ通信の容量を使わない連絡方法を使うようにしたい。

上記のようなメッセンジャーアプリを使うのであれば、写真も音声も使わずにシンプルに文章での連絡が望ましいだろう。できれば、SMS(ショートメッセージサービス)を通じた連絡がベターだ。

また通信各社は災害連絡用サービスをすでに立ち上げているので、これを利用することも考えてほしい。

NTT西日本、東日本は音声伝言を伝える「災害時伝言ダイヤル(発信番号171)」を開設している。被災地から171に電話で状況を録音しておくと、別途、発信者の電話番号を知る家族がそのメッセージを再生できる。なお、伝言ダイヤルでは前記のような電話回線への輻輳を引き起こさないので迷惑をかけるのでは?という心配無用だ。

携帯電話各社は文章でメッセージを残せる伝言板サービスを提供している。NTTドコモ iモード災害用伝言板、au災害用伝言板、SoftBank災害用伝言板サービスと携帯電話事業者ごとにある。

スマートフォンであれば、前述のメッセンジャーアプリでも連絡が取りやすいだろうが、フィーチャーフォンであったり、メッセンジャーアプリを使いこなしていない相手が被災地にいる場合なども、各社通信メニューから利用できる。

さらにいくつかの震災を経て改良と活用が進んできているのが、Googleパーソンファインダー、Facebookの災害支援ハブだ。

首相官邸のアカウントはフォローするべき

また情報源としてはNHKをはじめとする大手報道機関の報道内容を見るだけでなく、首相官邸が災害・危機管理情報の発信専用に用いているTwitterアカウントをフォローすれば最新情報を得やすい。

また、建物の強度などに不安がある場合などは余震被害の可能性もあるため、Yahoo!JAPANがまとめている「Yahoo!避難所マップ」も参考にして欲しい。被災地以外の家族にとっても参考になるだろう。

今回は情報通信という面では熊本地震の時ほどの混乱は起きていないようだ。過去の地震の経験を活かし、早急に被災地の環境が安定することを願いたい。

原文リンク

本站帖子來源於互聯網,轉載不代表認可其真實性,亦不代表本站觀點!
關於本站| 官方微博| 私たちの関心網| よくある問題| 意見反饋|copyright 私たちの関心網