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脱毛にいそしむ“ハイジ男子”が急増 変わる男のムダ毛処理事情「モテから自己充実へ」

男性用アンダーヘアボディトリマーがヒット商品に。男性の美意識に変化の兆しが。

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 ネット上で、アンダーヘアのムダ毛処理にいそしむ男性を表す“ハイジ男子”なるユニークな言葉が出現。一部芸能人やスポーツ選手には定番となりつつある男性脱毛だが、それを裏付けるように男性用のアンダーヘアケアのボディトリマーも大ヒット。現在、市場をけん引するヒット商品である、パナソニックのボディトリマーの担当者に男性のムダ毛処理事情について聞くと、男性層の“美意識の変化”が浮き彫りになってきた。

【写真】大ヒット男性向けアンダーヘアケアトリマー

■芸能人・スポーツ選手も実施 脱毛ケアにいそしむ「ハイジ男子」とは?

 “ハイジ男子”とは、アンダーヘア(VIOゾーン)を永久脱毛した女性のことを指す“ハイジニーナ”にちなんで、同様に処理している男性のことを表す言葉。ビキニラインをエステに通って脱毛をする男性も出現しているそう。昨年秋、『マツコ会議』(日本テレビ系)でアンダーヘアの脱毛を行う男性層が取り上げられた。脱毛サロンで男性客が増えて、もはや男女が半々という比率になっており、男性客層のメインは30代から40代の普通のサラリーマンだという。その放送を受けてSNS上では「女性にとってもプレッシャーになる」「もっとハイジ男子増えてイイ」と賛否両論の反響を示した。

 一部芸能人でも“脱毛男子”の動きがあるようだ。「メレンゲの気持ち」(日本テレビ系)で、お笑いコンビ・平成ノブシコブシの吉村崇が、自身の脱毛事情を明かした。濃い髭に悩み、ひげを剃っている時間がもったいないと考え始め永久脱毛したところ、「もっと脱毛したいって気持ちになった」「今は下(の毛)もない」と、前身つるつるの脱毛事情を告白し、出演者を驚かせた。

 アンダーヘア処理は欧米の女性の間で10年以上前から定番化していたが、数年前から男性層にも飛び火。サッカー選手を中心に広まり、ヨーロッパのサッカーリーグでは今や一種のエチケットになっている。過去、香川真司はマンチェスター・ユナイテッドFC所属時代に、『やべっちFC』(テレビ朝日系)の中で、チームメイトと同様にアンダーヘアを処理していることを告白。さらに、「慣れたら逆に生えていると気持ち悪いですね」と海外のムダ毛処理事情と心境の変化を語ったことも。

■男性のムダ毛ケア大ヒット商品も出現 アンダーヘアを整えるボディトリマー

 これまでも脱毛クリームやムダ毛処理のアイテムは存在していたが、昨年大ヒットを飛ばしたのはなんと、ビキニライン・アンダーヘアを整えるための男性用ボディトリマーだった。パナソニックの「ボディトリマー ER-GK60」が発売するや否や、品薄が続き、その売れ行きからも、男性にとってのアンダーヘアのケアの潜在的需要があったことを示す結果となった。そこで、パナソニックの担当者に、販売の反響などから見えてきた男性の美意識の変化について話を聞いた。

 「ER-GK60は元々、欧州向けに企画していた商品でした。欧州では男性の半数近くがムダ毛を処理しており、そのうちの90%がアンダーヘアの処理もしているという調査結果もありました(自社調べ)。しかし、アンダーヘアを処理するのに特化した商品が市場にありませんでした。そこに目をつけて、アンダーヘアを手軽で簡単に処理できる商品をと、開発を始め、調べていくうちに日本にもこのアンダーヘア処理の潜在需要があるのではないかと気づき、日本でも発売することになったのです」(パナソニック広報)

 発売にあたり、「アンダーヘアはファッション」というチャレンジングなワード、そしてグラフィックでプロモーションを実施。マスコミ各社への事前の商品紹介・体験会を実施し、その目新しさや“尖った”コンセプトにより、雑誌・WEB・新聞など様々な媒体で取り上げられたのもヒット要因の一つ。しかし、最大の要因はやはり、男性のアンダーヘア処理の潜在ニーズが高かったという点だろう。

■「ツルツルは恥ずかしいけれど…衛生的に脱毛したい」日本男性特有の価値観

 2018年1月に発表された、医療法人「リゼクリニック」の調査によると、“毛深さ”に対する意識は、「体毛は男らしさの象徴」だと思うと回答は全体の20.5%(男性15.7%/女性25.3%)。また、20〜30代男性220人に調査した3月の結果によると、「ムダ毛がない男性」88.6%、「毛深い男性」11.4%という結果が出ていた。さらに「同性のムダ毛が気になる」と4割が回答しており、ムダ毛処理の意識が高まっているという結果が見られた。

 「日本男性はアンダーヘアケアをしている人がまだまだ少ないです。また、欧州の男性はすね毛などをつるつるに仕上げたいという方が多いのに比べ、日本人男性は、恥ずかしいのである程度毛を残したいという要望が多いようです。そこで、毛の長さを調整のできるアタッチメントを付けることに。ER-GK60では、約0.1mm、2mm、3mm、6mmに長さを調整することができますが、発売後、ユーザーの声では最長の6mmでもまだ短いという声が多かったので、5月に発売した新型の「ER-GK70」では、9mmまで長さを残せるアタッチメントを追加しました」(パナソニック広報)。

 「ムダ毛処理はしたいけれど、ツルツルは嫌」といった日本ならではの心理が働いている模様だ。現在は、まさに脱毛意識に対する過渡期といえるのではないだろうか。

■男の美意識がモテからの脱却?「女性のため」から「自分のため」に変化

 毎年、夏前には男性ボディケア商品が盛り上がり、女性のパートナーからの要望でムダ毛処理をするという構図は過去にもあった。「すね毛が気持ち悪いから剃って」というようにパートナーからの要望への対応や、また、それを見越して「モテるための脱毛」という志向が強かった。その点についても、近年の男性の美意識の変化が見て取れる。

 「もちろん、“他人の目線が気になる”といった、モテるための意識に近い方も多くいらっしゃいました。しかし、実際に商品を購入頂いたお客様へ調査をしてみますと、ムダ毛を処理していると、(きちんと手をかけているという自負から)自分に自信が持てるという方も。そのほかにも例えば、スポーツをする際にムレにくくなり快適なのでムダ毛を処理している、という方や、トイレを快適にするためにOゾーンの処理をする方もいらっしゃいました。他人の目線を意識して、ということよりも自分自身が快適に過ごしたいために処理しているという方の割合が多くある傾向にあります」(パナソニック広報)

 男性のビューティー市場をけん引してきたのが、女性に対する「モテ」意識だったが、近年はそこからの脱却の傾向が見られるようだ。

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