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性依存症になった僕の狂った日々。そして最後に行き着いた救いとは

性依存症になった僕の狂った日々。そして最後に行き着いた救いとは

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「日刊SPA!」に女装小説家としてコラムを連載中の仙田学さん。実は過去にアルコール依存症として自助グループに参加していました。前回は依存症の当事者としての闘病の日々を綴りましたが、今回はその後、新たに依存してしまった性について綴ります。

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 胸の中にぽっかりと空いた穴を埋めるために、私はアルコールに溺れた。

 でもどれほど溺れても、その穴は埋まらない。アルコール以外に埋められるものはないだろうか……。行き着いたのは、性だった。

◆酒、勉強、そして……僕が依存したもの

 アルコール問題がひと段落ついた頃に、私は大学院に進学した。途端に勉強が楽しくて仕方なくなり、朝から晩まで浴びるように勉強を続けた。いつの間にか酒などどうでもよくなり、飲まない生活を送っていた。

 代わりに頭の中を占めるようになったのは、ある女のコのこと。

 その頃住んでいた吉祥寺のファミレスで、毎晩明け方まで勉強をしていたのだが、すぐ近くの席で、同じように深夜から明け方まで過ごしている女のコがいた。色白タヌキ顔でいつもおしゃれな服を着て、学校の課題なのか仕事なのか、スケッチブックなどに絵を描いていることが多かった。

 ある日ふと、私は「この子とSEXがしたい」と思った。

 数か月ほど煩悶したあげく、私はファミレスのなかで、トイレから戻ってきたその子に話しかけた。声も手も脚も震えていた。その子も震えていた。何の話をしたのかは覚えていないが、朝までずっと話していた。

◆いつしか2人は結ばれて……

 次の日も同じテーブルで過ごした。彼女はデザイン系の専門学校の学生だった。居酒屋でバイトをしているのだけど、終わる頃には寮の門限を過ぎてしまうから、朝までファミレスで時間を潰しているとのこと。

 朝になると、女のコは私の家までついてきて、2人きりになるなりSEXをした。

 お付き合いをすることになったが、一緒にどこかへ出かけた記憶がない。ファミレスで会い、部屋でSEXをして別れるだけだった。

 いつもと違うファミレスに呼びだされたのは、半年ほど経った頃のこと。何本もタバコを吸い、吸い殻を何本もメロンソーダに突っ込みながら、女のコは切りだした。

「実はね、私…4股してるんだ」

 地元に元カレがいて、東京に男が2人いて、私は4番目だという。やがてそのファミレスに、4股のうちの一人が現れた。ブラマヨ小杉似の色黒のその男は、私をさっと見て女の子に耳打ちをする。「誰? お客さん?」

 なんと女のコは、デリヘルでバイトをしているらしい。

 小杉はその店のスタッフだという。居酒屋でバイトをしているというのは嘘だったのだ。そういえば大きなダイヤモンドのついた指環を彼女が失くしたことがある。どこかのトイレで外したまま置き忘れたのだと。ところが翌日には同じ指環を買い直してつけていた。「それいくらなん?」と聞くと、「7万円」と答えるので驚いた。居酒屋にしては時給高すぎるやろと。

 4股と風俗店勤務はともかく、小杉とモメることを恐れて、女の子とは別れることにした。

◆街を歩けばパチンコ玉のように溢れる……

 2、3日後に、おしっこをしようとすると激痛が走った。泌尿器科を受診したところ、クラミジアに感染しているらしい。人生初の性病をもらって一瞬落ち込んだものの、処方されたバナナミルク味の飲み薬を飲んで数日で症状が治まると、こんな出会いがあるんだ、と私は興奮していた。

 街を歩けば、パチンコ台からでてくるパチンコ玉のように可愛い女のコたちが溢れている。

 ほんの少し勇気をだせば、そのなかの誰かとSEXができるのだと。クラミジアが完治するやいなや、私は新宿の地下街ですれ違った女のコに声をかけていた。「すみません、このへんで美味しいお店ありませんか?」と話しかけて、運が良ければ道案内をしてもらう。道中の会話の盛り上がり具合によっては、「ありがとう。一緒にご飯食べてきません?」と誘うとついてくる女のコもいた。
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