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歴史的南北会談 「板門店宣言」に署名/完全な非核化で核のない朝鮮半島を 朝鮮戦争の終結 年内に

 【高陽(韓国京畿道)=栗原千鶴】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長(朝鮮民主主義人民共和国国務委員長)は27日、11年ぶりとなる3回目の南北首脳会談を板門店の韓国側施設「平和の家」で行い、「完全な非核化を通じて、核のない朝鮮半島を実現することを確認した」とする「朝鮮半島の平和と繁栄、統一のための板門店宣言」に署名しました。署名式では、両首脳が互いに肩を抱き合い、合意を喜びあう姿が見られました。

 宣言は「朝鮮半島にもうこれ以上の戦争はないとし、新しい平和の時代が開いたということを8000万の国民と全世界に重く、鮮明にした」と述べ、1953年以来、休戦状態にある朝鮮戦争の終戦を年内に行うとしました。米国、中国も交えた多国間での平和構築にも言及。軍事的な緊張を緩和し、戦争の危険を実質的に解消するため共同に努力することを約束しました。

 両首脳は署名式後に、「平和の家」の前で共同記者会見に臨みました。文大統領は、金委員長を「大胆に、きょうの状況をつくり上げて、宣言に合意した」として敬意を表しました。

 金委員長は「民族の分断の悲劇と統一への熱望がつまっている、ここ板門店で開かれる会談に、歴史的な責任感を持って会談に臨んだ」と発言。「この合意が、もう二度と死文化されないように、緊密に話し合いを行い、実を結ぶために努力する」と表明しました。

 宣言は「朝鮮半島の完全な非核化」について、両国が「責任と役割を果たす」とし、ともに「国際社会の支持と協力のために積極的に努力することにした」と述べました。

 韓国政府側は記者団に「完全な非核化という文言を使ったことに注目してほしい」と述べ、北朝鮮に対し、「非核化の意志をさまざまな経路で確認した」と明らかにしました。

 また南北の関係改善に向けては、関係者が常時、駐在する事務所を北朝鮮側の開城に置くことを確認。離散家族の再会事業や民間なども含めた多方面の交流を推進していくとしています。

 宣言は「民族経済の均衡的な発展と共同繁栄をなす」とし、2007年に行われた南北首脳会談で合意した事業を行うことを盛り込みました。その第1弾として、南北の鉄道事業を上げています。

 記者から、核開発やミサイル発射などによる制裁との関連を問われ、韓国政府関係者は、「経済的な援助などを、いますぐやるということではない。非核化、または米朝韓の交渉のあとに、流れをみて、優先的に南北の間でやる課題が何なのかについて南北で共感したことを確認した」と説明しました。

 金委員長は27日午前9時半すぎ、軍事境界線を徒歩で越え、韓国側で待っていた文大統領と握手を交わしました。文大統領は会談で「金正恩氏が軍事境界線を越えた瞬間、板門店が平和の象徴になった」と語りました。金委員長は「対決の歴史に終止符を打ちにきた」と発言しました。

 文大統領は、過去2回の首脳会談で、合意を実行できなかったことを振り返り、「一番大事なのは速度だ」と強調。金委員長はこれに対し、頻繁に首脳会談を行うことを提案し、「誤った過去に戻ることはしてはいけない。期待に応えて、いい世の中をつくろう。これから私たちも頑張ります」と応じました。

 韓国メディアによると、北朝鮮国内でも同日、会談の開催を報じました。朝鮮労働党機関紙・労働新聞は、首脳会談が金委員長の決断で開かれたとし、「歴史的な事変だ」と伝えました。

 午後6時半から開かれた夕食会には、両首脳の妻も同席しました。

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