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第2次世界大戦で負傷兵救った「白衣の天使」が死去、103歳

「ディエップの戦い」で多数の負傷兵を看護したフランス人修道女のアニエスマリー・バロワさん(撮影日不明、2018年4月21日提供)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】第2次世界大戦(World War II)中の連合国軍によるフランス上陸作戦「ディエップの戦い(Dieppe Raid)」でカナダの負傷兵らを救い「白衣の天使」と呼ばれたフランス人修道女、アニエスマリー・バロワ(Agnes-Marie Valois)さんが19日、仏北部ディエップ(Dieppe)の修道院で死去した。103歳だった。ディエップ市が21日、明らかにした。

 バロワさんは1914年、フランス北部ルーアン(Rouen)の実業家の家庭に生まれ、赤十字(Red Cross)で看護師としての訓練を受けた後、1936年にキリスト教アウグスティヌス派の修道女となった。

 その後、バロワさんが負傷兵を看護することになるディエップの戦い(Dieppe Raid)は、1942年8月19日にカナダを中心とした兵力約6000人から成る連合国軍がイギリス海峡に面したフランス北部の港町ディエップをナチス・ドイツ(Nazi)から奪還すべく奇襲上陸をかけた作戦で、「ジュビリー作戦(Operation Jubilee)」とも呼ばれる。連合軍はドイツ軍が占拠するディエップに上陸を果たしたものの、戦いはドイツ軍の圧勝に終わり、連合国側は戦死者と負傷者、捕虜を合わせた数が数千人に上る大惨敗を喫した。

 この戦いでバロワさんはドイツ兵をも恐れず、ドイツ軍将校を説得して傷ついた連合軍兵士の手当てを認めさせたり、ひそかにドイツ軍の食料を負傷兵に分け与えたりした。その功績をたたえられ、バロワさんには後にフランスの最高勲章、レジオン・ドヌール(Legion of Honour)が授与されている。バロワさんは毎年開催されるディエップの戦いの記念式典にも頻繁に出席し、自身が命を救ったカナダ兵らとの旧交を温めていた。

 ディエップの戦いは、第2次世界大戦の欧州戦線に初めてカナダ軍が参加したものでもあり、カナダ史においては、圧倒的に不利な状況にカナダ兵が勇敢に立ち向かったエピソードとしてたたえられている。
【翻訳編集】AFPBB News

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