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Amazonの労働者たちが1年で最大の商戦「ブラックフライデー」セールを前にスト敢行を宣言



アメリカの年末商戦の開始を告げる「ブラックフライデー」は、アメリカの小売業で最も売り上げが見込める日で、近年、アメリカだけでなくヨーロッパもブラックフライデーにならったセールを行っており、オンライン・オフラインともに小売業界にとって重要な1日です。イタリアのAmazonでは、労使交渉がもつれた末に、ブラックフライデーにストを敢行すると労働組合が発表し、一騒動になっています。

Workers at Amazon's main Italian hub, German warehouses strike on Black Friday

https://www.reuters.com/article/us-amazon-italy-strike/workers-at-amazons-main-italian-hub-german-warehouses-strike-on-black-friday-idUSKBN1DN1DS

ヨーロッパ各国と同様に、近年、イタリアでは感謝祭の翌週に行われる大型商戦「ブラックフライデー」が年末最大の商業イベントとして定着してきています。当然、ネット小売り大手のAmazonイタリアでも最大規模のセールが行われ、飛ぶように商品が売れるブラックフライデーを前に入念な準備が行われているのですが、Amazonイタリアの倉庫従業員たちが、「ブラックフライデーにストを敢行する」と宣言し、ブラックフライデー商戦に暗雲が垂れ込めています。



ロイターの報道によると、Amazonイタリアの物流の要所となっている北イタリアにあるピアチェンツァ倉庫で働く500人以上の労働者が加盟する労働組合が、Amazonとのボーナス交渉が決裂したと発表。交渉決裂を契機として、「ブラックフライデーを含む2017年12月31日までの年末商戦期間において、時間外労働をしないことを決定した」旨を明らかにしました。

Amazonイタリアも声明を発表し、「ブラックフライデーとその翌日の定期配送を維持できるように注力しています。また、Amazonイタリアが労働者に対して支払ってきた給与は、イタリア国内の物流分野で最高レベルであり、民間の医療保険や就労訓練プログラムへの補助金支出などのさまざまな福利厚生も提供しています」と述べ、労使交渉の内容が不当ではないと反論しています。



さらに、ドイツ最大の労働組合「Verdi」(統一サービス産業労働組合)も時間外労働による違法就労と賃金支払いの不備を理由に、ブラックフライデーにドイツ国内で稼働する6つの配送センターがストライキを起こす予定だと発表。VerdiVerdi代表のStefanie Nutzenberger氏は、「世界最大のオンライン小売業者はブラックフライデーに販売記録更新を望んでいますが、従業員はこの日に限らずすべての日でAmazonの希望するとおりの記録的なパフォーマンスを発揮するよう求められています」と述べています。



ヨーロッパ各国のAmazon倉庫でストライキが発生すれば、Amazonが狙う販売記録更新が実現しない可能性がありそうです。1年で最大の商戦前に従業員から突きつけられた要求に、Amazonがどのように対処するのか注目が集まります。

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