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インターン学生に「1日11時間」の強制労働! 12人が自殺した『iPhone X』工場の“超絶ブラック”体質

フォックスコンの工場内の様子(写真はイメージです)

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 初代iPhoneの発売から10周年の記念モデルとして満を持して発売されたiPhone Xは、世界中で品薄状態が続いている。アップルは供給不足の解消に取り組んでおり、年末までに2,000万台出荷するとしているが、これでもまだまだ足りず、当面、品薄状態が続きそうだ。

 急ピッチでiPhone Xの製造が進む中、また製造工場における不適切な労働環境が明らかになった。英紙「フィナンシャル・タイムズ」(11月21日付)によれば、アップルのアジアにおける主要サプライヤーで大手EMS(受託生産)のフォックスコン(鴻海科技集団)中国・鄭州工場で「違法労働」が発覚したというのだ。

 告発したのは、地元の鄭州城軌交通中等専業学校(高校に相当)に通う6人の男女学生たち。フォックスコンのiPhone X製造工場では、同校から派遣された17〜19歳の約3,000人の学生がインターンとして働かされているという。学校側は「工場で3カ月働かなければ卒業できない」としており、学生に拒否する権利はなかったという。

 学生たちは1日11時間労働を強いられ、ある学生は1日最大で1,200台のiPhone X用のカメラを組み立てたという。フォックスコンの社員は前掲紙の取材に対し「毎年8月〜12月の繁忙期に学生をインターンとして雇用している」と語った。雇用調整で、10万人の工員数を最大で30万人に増やすことができ、1日2万台のiPhone Xの製造が可能になることもあるという。

 今回の報道を受け、フォックスコンとアップルは、どちらも是正すると約束したが、強制労働については否定。またアップルは11時間労働について「学生たちが自発的に勤務した」と、米メディアの取材に対して回答し、あまりに“他人事”な態度に批判の声が上がり始めた。

 

「2010年にフォックスコンの工場で働く工員たちの自殺が相次ぎ、その数は12人にも上りました。当時、iPhoneが世界的に人気となる中、アップルの無理な要求に応えるべく、工員に超ブラックな労働環境を強いていたからです。その後、世界中から非難を浴びた結果、労働環境はずいぶん改善されました。しかし今、中国では人件費も上がり、工員のなり手も不足している。そこで、インターン学生を大量に集めて働かせるという新たな手法を生み出したのでしょう。大学側は今回の件で『強制はない』と否定していますが、まとまった数の工員を送り込む現地のブローカーと学校関係者が結託して、このような行為が常態化していたとみられます」(深セン在住の日系工場オーナー)

 フォックスコンといえば、親会社はシャープを買収した鴻海精密工業だ。買収後、シャープの業績は改善したといわれるが、違法行為をものともしない経営姿勢がある限り、日本人は受け入れることはできないだろう。
(取材・文/棟方笙子)

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