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「プレッシャーで潰されないで」 早実・清宮、「憧れ」王さんの想い超えたプロ決意

清宮幸太郎(左)と王貞治さん(右)【写真:Getty Images】

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1年夏に“対面”で報道陣に異例のお願い、王さんの心配を杞憂に終わらせた成長

 早実・清宮幸太郎内野手が22日、プロ志望届を提出することを表明した。プロ入りか、進学か――。大きな注目を集めていた高校通算111発スラッガーの決断。会見では「いずれは868本を目指せるような選手になりたい」と王貞治さんのホームラン記録挑戦に意欲を見せた。

 2015年8月6日。王さんと清宮は“対面”していた。

 場所は甲子園球場。全国高校野球選手権大会の開会式だった。高校野球100年を記念し、王さんが始球式に登板。高校時代に投手として立ったマウンドから、見事なストライク投球を演じた。1年生で初の黒土を踏んだ清宮は、偉大なる先輩の勇姿に心震えたという。

 そして、大役を終えた王さんは清宮について、こんな風に語っている。

「大変だよね。プレッシャーで潰されなきゃいいけど、お手柔らかに頼みますよ。育ててやってほしいね」

 当時、日本中が清宮フィーバーに沸いていた。地方大会から連日、スポーツ紙の一面を飾り、劇的な試合の連続で甲子園に出場。高校球界に現れたニューヒーローに現地入り後も毎日、練習場にメディアが殺到。そんなさなか、王さんは後輩が重圧に押し潰されないよう、温かく見守ってほしいと報道陣に異例の“お願い”をしていた。

 しかし、フィーバーはとどまるどころか、加速の一途をたどった。

重圧を力に変えて成長、プロ志望表明…「いずれは868本を目指せるような選手に」

「楽しみにしている。自分のバッティングをしてくれたらいい」とも語った王さんの言葉通り、この大会で1年生史上初の2試合連発を放つなど4強入り。怪物は本物の怪物となり、1年生ながら高校日本代表に選出されて以来、都の公式戦から注目を集め続けた。

 プレッシャーに潰されないでほしい――。

 そんな王さんの思いを自らの力で乗り越えた。「王貞治記念グラウンド」と冠した母校のグラウンドで汗を流し、2年秋から主将を務め、3年春のセンバツで甲子園に凱旋。本塁打を量産し、最後の夏の甲子園出場こそ逃したが、高校野球の歴代最多本塁打記録を樹立。U-18野球ワールドカップの日本代表に選ばれ、その記録を111本にまで伸ばした。

 そして、9月21日、清宮は多数のメディアの目にさらされながら、プロ入りの希望を宣言した。押しも押されもしないドラフト目玉候補。かつての王さんがそうだったように、早実から直接プロ入りとなれば、母校の歴史で34年ぶりのことになる。すべては重圧に潰されずに大きくなった清宮の成長の証明でもある。

 会見で「理想とする選手像は?」と問われると、こう答えた。

「早実の先輩である王貞治さんです。お会いしたり、プレーを見たりして、ずっと憧れを持ってやってきているので。いずれは868本を目指せるような選手になりたいです」

 王さんの心配も杞憂に終わらせた希代の怪物は、プロの大海原にはばたこうとしている。

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