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芸能人「線路侵入」の踏切、かえって観光名所化? 撮影相次ぎ、警察「絶対にやめて」

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「ここや、ここやっ」。2人の孫を連れた高齢女性の声が竹林に響き渡った。ここは京都市嵯峨野。『源氏物語』で、光源氏と六条御息所が最後のお別れをした「野宮(ののみや)神社」からすぐの踏切だ。

「ここで写真撮った芸能人が逮捕されたんや(実際は書類送検)。テレビでやっとったで」と女性。

「芸能人」とは、タレントの松本伊代さんと早見優さんのこと。2人は今年1月、ここで写真を撮って、ブログに掲載。すると、許可なく線路に侵入していたとして炎上し、2月には書類送検される騒動になった。

京都府警鉄道警察隊によると、この踏切は元々外国人観光客に人気のスポットだったそうだ。松本さんたちの騒動以降は、線路に入って写真を撮る日本人の「模倣犯」も増えているという。

●看板設置も、線路での撮影は今も続く

現地に行ってみると、人気の理由がよくわかる。踏切内は見通しが良好。嵐山の緑を両脇に線路が真っ直ぐ伸びており、奥にはトンネル。いかにも写真映えしそうなのだ。しかも、観光コースである「竹林の道」の途中にあるため、日中の人通りは常に多い。

そのため、JR西日本は2015年12月から、踏切の両サイドに計3つの看板を設置。「鉄道地内へみだりに立ち入ると、日本の法律(鉄道営業法)違反により科料(注:1000円〜9999円)に処せられる場合があります」と注意を促している。

注意は日本語だけでなく、英語、中国語、韓国語訳も併記。また、線路の中にも、立ち入り禁止を示す小さな標識が置かれている。

にもかかわらず、30分ほど観察しただけでも、6組の外国人観光客が線路に立ち入っていた。このうち2組については、通りかかった人力車の車夫が「ヘイ、ガイ」と声をかけ、撮影しないよう英語で注意していた。観光人力車のえびす屋によると、気がついたときには声をかけるよう社内で話をしているという。

また、この日は見かけなかったが、JR西日本によると警備員を配置する日もあるそうだ。「重大事故の可能性があり、非常に危険。安全確保のためにも立ち入りはご遠慮いただきたいです」(同社広報)

●警察「踏切の中で立ち止まるのは危険。速やかに渡って」

線路の中に立ち入らないにしても、踏切の途中で立ち止まって撮影する人たちは、30分でざっと30組はいた。中には、「線路の中に入ったらアカンからな」と注意しながら、撮影するグループの姿も。

確かに、踏切の途中で撮影することは看板で禁止されていない。しかし、観光地であるがゆえに、日中は数分間隔で列車が行き来する。写真撮影に夢中になっていると、逃げ遅れてしまうかもしれない。

鉄道警察隊の担当者は、「踏切の中で立ち止まるのは危険。写真を撮るところではないので、速やかに渡ってもらいたい」と写真撮影そのものに苦言を呈していた。

(弁護士ドットコムニュース)

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