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不明ゾウガメ「15分で発見」のナゾ 園長が語った「大きな声では言えないこと」

子供にも人気の「アブー」(写真は渋川動物公園公式HPより)

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岡山県玉野市の渋川動物公園から大型陸亀のアルダブラゾウガメ「アブー」が2017年8月1日に逃げ出し、飼育員らが血眼になって探すものの「フン一つ」見つからなかった。園は発見者に懸賞金50万円を贈ることを14日に発表し、親子連れ2人が16日午後に元気なアブーを園から約100メートル先の茂みで発見した。

発見までの所要時間は、なんと15分ほど。ネット上では「時給200万円か、スゲー!」などといった声が挙がったが、どうしてそのような場所にいたアブーを、園の飼育員たちは発見できなかったのだろうか。

私どもは100万円でもいいと思ったんです

アブーは体長約1メートル、体重55キロの推定約30歳の雌だ。園では動物と触れ合う場を設けていて、アブーは所定の場で入場客を迎えおもてなしをしている園のアイドル的な人気者だ。飼育員が朝に寝床の扉を開けるとアブーは所定の場に歩いて行き、閉演後は寝床に自分から戻って行くのだが、1日の朝はなぜか所定の場を通り過ぎ、開いているゲートから外に出てしまった。係員がアブーのいないことに気が付いたのは昼近くの11時頃。監視カメラを調べたところ8時45分に外に出て道路を歩くアブーが映っていた。あわてて連れ戻しに行ったのだが見つからなかった。実は7月21日にもアブーは園外に出てしまった。その時は自動車を運転していた園の関係者が道路を歩いているアブーを発見し保護した。

しかし、今回は飼育員などが周辺をくまなく血眼になって探し回っても、フン一つ発見ができなかった。

J-CASTニュースの取材に対し宮本純男園長は8月17日、

「まずは2週間探してみよう、見つからなかったら懸賞金を出そうと決めました。私どもは100万円でもいいと思ったんです。それだけアブーには思い入れがありました」

と語った。懸賞金を出せば多くの人が集まって来て発見ができるかもしれない。実は、狙いはそれだけではなかったという。

14日に懸賞金を発表したところ、16日までに数十人の「 懸賞金ハンター」達が集まって来た。多い時は20人ほどでの捜索が行われた。そしてアブーは16日午後に発見された。発見したのは岡山市の男性(39)と中3の次男(15)。なんと14時に捜索を開始して15分で見つけたのだという。この親子はメディアに引っ張りだことなり、NHKニュースなどで、

「茂みの中の歩きやすい場所を選んで捜した。まさか本当に発見できるとは」

などと満面の笑みで語り、宮本園長から50万円を手渡されるシーンなどが放送された。夏休みの素晴らしい思い出になったようだ。

しかし、飼育員など専門家が2週間かけてもフン一つ発見できなかったのに、レジャー感覚で来た親子が、どうしてアブーを15分で発見できたのだろうか。

甲羅はピカピカお腹を空かせている様子もない

宮本園長は取材に対し、

「メディアの方々には大きな声で言えないことがあるんですよ」

とし、小声でこんなことを話してくれた。

アブーが発見された場所は飼育員がこれまで2度探しに行っていてフンや食べかすなど痕跡は一切なかった。しかもあの場所、本来は調べる必要がないという。それは側溝があるためカメはあちら側には行けない、というのだ。そして戻ってきたアブーを見た時に「なるほど!」と思ったという。居なくなった時と様相が違っていて、甲羅がピカピカで体には埃一つないような状態だった。お腹を空かせている様子もなかったという。

実はNHKニュースで園長とアブーの対面シーンが流れた時に、宮本園長は、

「逞しくなった...」

と言って大声で笑っている。今回の騒動が全国ニュースになりアブーの存在が知られるようになり、次は懸賞金がニュースになればアブーが見つかるはずだ、という予感が的中したというのだ。

「とにかくアブーが見つかり言葉にならないくらい嬉しいし、捜索に協力してくれた人、懸賞金をゲットして大喜びをしてくれた親子、結論としては全部丸く収まった。みんな喜んでくれて万々歳、ということです」

と宮本園長は喜んでいた。

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