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ブラジル大統領に捜査妨害疑惑 最高裁が検察捜査認める

 ブラジルのテメル大統領が汚職事件の捜査妨害に関与した疑いが浮上し、同国の最高裁は18日、検察が求めていたテメル氏に対する捜査開始を認める決定をした。テメル氏は同日、「私の行動に不正はない」として辞任の可能性を否定した。ただ、弾劾(だんがい)手続きや大規模なデモに発展する可能性もあり、政治の混乱がさらに深まるのは必至だ。

 ブラジルでは昨年8月、政府会計を粉飾したとしてルセフ前大統領が弾劾手続きで罷免(ひめん)されたばかり。副大統領だったテメル氏が大統領に昇格したが、その後も企業と政界の癒着が次々と発覚した。憲法の規定から大統領の捜査には最高裁の許可が必要で、テメル氏が対象となるのは初めて。

 地元有力紙グロボによると、捜査の発端は、汚職容疑で捜査されている食肉大手幹部がテメル氏との会話を録音した内容。今年3月に公邸で2人が面会した際のもので、司法取引によって後日、幹部から捜査機関に提供された。

 録音には、収賄罪などで有罪判決を受けたクニャ元下院議長に口止め料を届けていると報告した幹部に対し、テメル氏が「それを続けなくてはいけない。いいな」と応じる様子が記録されていた。

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