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半グレ集団「怒羅権」分裂騒動 元メンバーが実態告白

元怒羅権メンバーのA氏

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 国内最大の暴力団「山口組」が分裂して、この8月で2年が経過する。「神戸山口組」との間で小競り合いは起きたものの、これまでのところ大規模な抗争には発展していない。そんな中、「関東連合」に並ぶ最大の半グレ集団(準暴力団)「怒羅権(ドラゴン)」が、分裂騒動の渦中にあることが分かった。

 昨年、芸能界では国民的人気グループ「SMAP」の分裂・解散騒動が注目を集めたが、アウトローの世界では「怒羅権」の動向が最大の関心事だったという。

 実質的なトップを務めていたのは“ワルのカリスマ”として全国的な知名度を誇る最古参メンバーで、元住吉会系組員のX氏(37)。2011年には六本木のキャバクラに押し入り、集団で山口組系幹部らを襲って半殺しにし、全国に“名声”をとどろかせた。

 逃走を経て13年に逮捕された際には、報道陣のカメラにニラミを利かせて恫喝。あまりの迫力にお茶の間を震撼させた。出所後には盤石の地盤を築いたかに思われたが、実際は違ったという。

 元怒羅権メンバーのA氏は「ワルの世界で“Xブランド”の効果は絶大。オレオレ詐欺や還付金詐欺、未公開株詐欺などの特殊詐欺、違法薬物の売買、企業恐喝などで、軽く20億円以上を稼いだ。だが、急に大金を得たことで“カネの魔力”に取りつかれ『オレのカネを奪われるのでは?』と疑心暗鬼になって、メンバーとの関係がギクシャクするようになった」と証言する。

 人が変わったX氏は、ついにナンバー2のB氏まで疑うようになった。そんな中、昨年にB氏の拳銃襲撃未遂事件が勃発。X氏はなんと、その日のうちに海外に旅立ったという。

 A氏は「20年間つるんで、2度も一緒にムショに入ったマブダチを疑うなんて、どうかしている。Bを襲撃したのはXで決まりでしょ。オレらの間で、同じ日に出国したのは偶然なんて言い訳は通じない。ガキじゃないんだから」と憤る。

 昨夏、怒羅権のコアメンバー全員が集まって話し合いの場が持たれたが、そこにX氏は現れなかったという。

 A氏は「要するに逃げたんでしょ。その証拠に今は名字を変えている。それにしても、恐怖政治で組織を押さえつけてきた、あの“神”の支配体制が倒れるとは予想だにしなかった。時代は確実に変わっている」と指摘。さらに「こそこそ逃げ回ってないで出てこいよ」と呼びかけた。

 今年いっぱいは、約30〜50人のコアメンバーの間で権力争いになる見込み。類いまれな結束力を誇った組織が今後どうなるかは不透明な状況だ。警視庁も動向を注視している。

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